
大相撲春場所中日、志摩ノ海を技ありの肩透かしで破った落合(左)=エディオンアリーナ大阪(撮影・宮沢宗士郎)
大相撲春場所中日(19日、エディオンアリーナ大阪)19歳の落合は東十両十一枚目の志摩ノ海(33)を肩透かしで破り7勝目を挙げた。
左肘にテーピングをした姿で土俵に上がった落合。下からの力強い当たりで左下手を取ったが、志摩ノ海の右からの執拗(しつよう)なおっつけで苦しめられた。しかし最後は相手の左足を払い、体勢を崩したところを肩透かしという〝技あり〟の相撲で勝負を決めた。
落合は1月の初場所で幕下15枚目格付け出しで初土俵。7戦全勝で昭和以降初の所要1場所で十両へ昇進した〝令和の怪物〟。13日の玉正鳳(30)との取り組みでデビュー9戦目にして初めて土がついたが、その後挽回して6連勝で7勝1敗とした。