【ダイハツ タフト 新型試乗】“軽の当たり前”を取っ払っても優先した“ワクワク”...まるも亜希子

【ダイハツ タフト 新型試乗】“軽の当たり前”を取っ払っても優先した“ワクワク”...まるも亜希子

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  • 更新日:2020/09/15
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ダイハツ タフト Gターボ

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◆ワクワクと愛らしさのある軽クロスオーバー

思わず組み立てたくなるブロックのような、お気に入りを詰め込みたくなるツールボックスのような、ワクワクと愛らしさのある軽クロスオーバー。前席に座ると、全車標準装備となる大きなパノラマルーフ、「スカイフィールトップ」が開放感いっぱいの空間を演出してくれる。

ただ、スーパーUV&IRカットのガラスになっていると言えども、やはり真夏の強い日差しの下では暑く、そんな時のために付いている手動のシェードを閉めてみると、座高の高い私にはやや圧迫感が強めだ。シートを前方にスライドすると、信号待ちの停止線から信号が見えにくいなど、弱点があることもわかった。

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とはいえ、走り出せばまたワクワクが復活。自然吸気エンジンでは40km/hあたりまでモッサリとした感覚があるものの、それを過ぎれば元気いっぱい、メリハリのある軽快な走りが楽しい。最低地上高を190mmも確保し、アプローチアングル27度、デパーチャーアングル58度とオフロード性能をしっかり考慮してあるクルマとは思えないほど、カーブでの安定感も高めだと感じる。

◆オススメの「G」と「Gターボ」の違い

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さらに、ターボエンジンなら踏み始めからモリモリと余裕で、厚みのある上質な加速フィールが味わえる。ターボには『タント』から流用のCVTとは別に、リニアな加速で気持ちよく走れるようなギアレシオに改良したD-CVTが採用されているおかげもある。カーブでのガッシリとした身のこなしもアップして、いつでも欲しいところで追加の加速が瞬時に得られる気持ちよさに感心した。

高速道路でもその余裕は続き、静粛性の高さでも自然吸気エンジンとの差は大きい。4人フル乗車が多いファミリーや、ロングドライブ、海へ山へとアクティブに動きたい人には、ターボエンジン搭載の「Gターボ」がオススメだ。

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もし市街地でのチョイ乗りがメインならば、運転席・助手席シートヒーターやウェルカムドアロック機能などの上級装備は自然吸気エンジンの「G」にも装備されるので、満足度は高いはず。「Gターボ」との大きな違いは、先進安全装備のスマートアシストで、全車速追従機能付ACCやLKA(レーンキープアシスト)が「Gターボ」には標準装備、「G」には4万4000円でオプション設定となること。

燃費では「G」が20.5km/リットル、「Gターボ」が20.2km/リットル(どちらもWLTCモード)とほとんど変わらない。

◆“軽自動車の当たり前”をあえて取っ払った

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そして使い勝手でもう1点、軽ワゴンでは当たり前についている後席の前後スライド機能が、タフトにはついていない。最初は不便かなと思っていたが、1日使ってみればタフトのラゲッジには高さを変えたり立てかけたりできるフレキシブルボードがあって、4人乗車の状態でもスーツケースが2個積めたり、立てかけたボードにフックがあったりしてなかなか実用的。後席は左右別々に倒せて段差のないスペースが広がるので、スライドはなくてもいいのかなと思えた。

そうした“軽自動車の当たり前”をあえて取っ払ってまで、スカイフィールトップをはじめとする”ワクワク”を優先させたタフト。見る人をときめかせ、乗ればもっと遠くまで行きたくなる、そんな1台となりそうだ。

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■5つ星評価

パッケージング:★★★★

インテリア/居住性:★★★★

パワーソース:★★★★★

フットワーク:★★★★★

オススメ度:★★★★★

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト

映画声優、自動車雑誌『ティーポ(Tipo)』編集者を経て、カーライフ・ジャーナリストとして独立。 現在は雑誌、ウェブサイト、ラジオ、トークショーなどに出演・寄稿する他、セーフティ&エコドライブのインストラクターも務める。04年・05年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。

まるも亜希子

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