比、中国製ワクチン承認 有効性の低さから医療従事者と高齢者には非推奨

比、中国製ワクチン承認 有効性の低さから医療従事者と高齢者には非推奨

  • AFPBB News
  • 更新日:2021/02/24
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中国製薬大手シノバック・バイオテック製の新型コロナウイルスワクチン「CoronaVac」。ブラジル・リオデジャネイロのサンバ専用スタジアム「サンボドローム」のドライブスルー式接種会場で(2021年2月6日撮影、資料写真)。

【AFP=時事】フィリピンの医薬品規制当局は22日、中国製薬大手シノバック・バイオテック製の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認したが、他のワクチンと比較して有効性が低いとして、医療従事者や高齢者への接種は推奨しなかった。

フィリピンでは、シノバック製ワクチン「CoronaVac」の前に、すでに二つの新型コロナワクチンの緊急使用が承認されているが、いまだ届いておらず、ロドリゴ・ドゥテルテ政権は接種開始の遅れを批判されている。

そうした中、中国政府は「CoronaVac」60万回分の寄付に同意。当局関係者によると、3~5日以内にフィリピンに到着する見込み。ただし、同ワクチンは安全性や有効性を懸念されている。

フィリピン食品薬事管理局トップのエリック・ドミンゴ氏は、「ワクチンを使用するメリットは、既知または潜在的なリスクを上回る」と述べた。さらに「CoronaVac」は、18~59歳の「臨床的に健康」な成人に接種できるが、最前線の医療従事者や高齢者への接種は推奨しないと述べた。

大統領報道官のハリー・ロケ氏によると、第1弾の接種は、エッセンシャルワーカーと兵士が対象になる見通し。

「CoronaVac」の有効性は、トルコで行われた臨床試験(治験)で91.25%を示したが、ブラジルで実施されたより厳密な治験では50%前後にとどまった。そんな「CoronaVac」の接種を推進することについて、ロケ氏は「予防策を全く講じないよりまし」だと正当化した。

世界の多くの国ではワクチンに対する国民の信頼を高めるために、指導者自らが第1弾の接種を受けているが、ロケ氏によるとドゥテルテ大統領は高齢を理由に「CoronaVac」の接種を受けず、中国国営・中国医薬集団(シノファーム)製のワクチンが到着するまで待つ意向だという。【翻訳編集】AFPBB News

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