【CL分析】マンC対PSG「メッシ・ムバッペ・ネイマールより重要だった選手」の不在【PSGはなぜグアルディオラに逆転負けしたのか】(1)

【CL分析】マンC対PSG「メッシ・ムバッペ・ネイマールより重要だった選手」の不在【PSGはなぜグアルディオラに逆転負けしたのか】(1)

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  • 更新日:2021/11/27
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ペップ・グアルディオラ監督 写真/原悦生

UEFAチャンピオンズリーググループA第5節マンチェスター・シティvsパリ・サンジェルマン2021年11月24日(日本時間29:00キックオフ)】

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右から、リオネル・メッシキリアン・ムバッペネイマールと前線に3人を並べたPSGは、前回のシティ戦で素晴らしい活躍を見せたマルコ・ヴェッラッティがプレーできる状態になく形だけのベンチ入り。

一方、シティはケビン・デ・ブライネが新型コロナウイルス陽性となりメンバー外に。

両チーム共に中盤の核を欠いた状態で戦うことになった。

その影響をより大きく受けたのは、PSGの方だった。前回の対戦ではヴェラッティがボールを失うことなくプレーし続けたことで試合のペースを握ったが、今回は後方からのビルドアップが始まる場面でシティのプレッシャーに負けてしまいミスを連発。満足にボールを繋ぐことができず、シティの攻撃を受け続けてしまうことになった。

攻撃時に低い位置でボールを持つことができるヴェッラッティの役割をメッシが補おうとしたこともあり、MNMが自陣まで下がってコンパクトな形で守備を続けたものの、見た目がコンパクトなだけで強さはない。サイドでボールを持たれた時には2人がつく、という約束事があるものの、そこでボールを奪うわけではなく、シティに細かく回されると簡単に無効化されて1対1の形になってしまった。

■後半、試合が動いた

ヴェッラッティの不在による攻撃での不調が守備に大きく響くことになったPSGと、誰が出てもチームとしての戦い方が保たれていたシティ。得点は時間の問題に思われた。

しかし、リヤド・マフレズをはじめ、簡単にクロスを入れるわけではないシティ攻撃陣が決定機を生み出すものの、プレスネル・キンペンベやアクラフ・ハキミが1点ものの場面でスーパークリアを見せてなんとか前半は失点せずに終えることができた。

すると後半、試合を動かしたのはPSGだった。

49分、シティのサイドチェンジをハキミがカット。即時奪回を狙ったラヒーム・スターリングの寄せに負けずにボールを繋ぐと、後方でゆっくりと回されたボールは自陣まで下がってきたメッシへ。ボールをコントロールしながら状況を把握したメッシは自陣ハーフウェイライン付近にいたネイマールへ短くパス。そこからその時間を使って駆け上がっていた左サイドバックのヌーノ・メンデスに渡るとアタッキングサードまで一気に持ち込まれ、ボールは再びメッシへ。ここでネイマールがメッシとの阿吽の呼吸を見せてボールを飛び越えながらペナルティエリアまで走ると、アンデル・エレーラとのワンツーで前進したメッシがエリア左から中央で準備万端の背番号10へ速いボールを送る。ボールは守備に入ったカイル・ウォーカーに当たってコースが変わったものの、最奥にいたムバッペの足元へ。エデルソンの股下を抜いたシュートがネットを揺らした。

■問題はポチェッティーノ監督の対応

ひとたび噛み合えばそれまでの劣勢を全て吹き飛ばすことができる、というロマンを感じさせる先制劇となったが、ここから如実に表れたのが監督の力だった。

ペップ・グアルディオラ監督は54分にアレクサンドル・ジンチェンコをガブリエル・ジェズスにスイッチ。サイドでボールを持った時に奪いにこないPSGの守備の仕方は続いており、横の揺さぶりからフィニッシュが決まるかどうか、という焦点は変わらなかった。ゴール前での迫力を増すことを選んだこの交代は見事に当たり、ジェズスは・1G1Aで逆転勝利に導くことになる。

問題はポチェッティーノ監督の対応だ。守備の仕方を変えることなく大外でボールを持つことを許容したまま2失点。最後に中で防ぐ、ということを優先している守備陣はサイドを使われることに対して後手を踏むしかなく、前半からボールを回され続けたことで中盤の足が止まってしまうとついに決壊することになった。

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