「気付かなかった...」人気のミニバンや軽で当たり前の「スライドドア」実は見逃しがちなリスクとは

「気付かなかった...」人気のミニバンや軽で当たり前の「スライドドア」実は見逃しがちなリスクとは

  • くるまのニュース
  • 更新日:2022/06/24

スライドドアで得られるメリットは数知れず! ただしリスクも隠れていた

最近は、後席にスライドドアを備えたミニバンや軽自動車が当たり前の存在となっています。

とくに子育て世代にとって、スライドドアで得られるメリットは少なくありませんが、数少ないリスクも隠れています。

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子育てファミリー層にとってスライドドアは一度使うと手放せなくなる便利な機能です(写真はトヨタ 新型「ノア/ヴォクシー」のスライドドア乗降シーン)

スライドドア車を選ぶメリットはいくつかありますが、まず「乗り降りがしやすい」点が挙げられます。

【画像】まさに盲点! 超便利なスライドドアに潜む意外なリスクを画像で見る(29枚)

開口部が四角く広いスライドドア車は、乗り降りがしやすい造りになっています。

重たい荷物を抱えて乗り降りする時など、開口部が広いことによって得られるメリットは思った以上に多いものです。

また「ドアの開閉にスペースを取らない」点も見逃せません。

通常のヒンジ式ドアの場合、外に向かって開閉します。大きく開こうとすると、ドアの長さ分のスペースも必要になります。

一方、スライドドアは車体に沿って開くため、開閉にはほとんどスペースを必要としません。狭い駐車スペースに車を停めるのにも躊躇せずに済むのです。

※ ※ ※

乗り降りがしやすく、スペースを取らないというスライドドアのメリットは、とくに子育て世代と抜群の相性の良さを示します。

例えば、赤ちゃんを抱えてチャイルドシートへ乗せる際には、通常の乗り降りよりも広いスペースを必要とします。

ヒンジ式ならドアも大きく開かなくてはなりませんが、スライドドアなら大丈夫です。開口部も四角く大きいので、乗せる際に無理に体をひねったりすることもありません。

また、子どもの乗り降りにもメリットがあります。

本来は大人が常に目を配る必要がありますが、子どもは勢いよくドアを開けてしまうことがしばしばあります。

ヒンジ式ではうっかり隣のクルマにぶつけてしまう可能性が高いですが、スライドドアならリスクは大幅に軽減されます。

もちろん広い開口部で、小柄な子どもでも乗り降りしやすいのは言うまでもありません。

後方から接近する車両から見るとスライドドアは「開いているのが気付きにくい」!?

SNSなどでも、一度スライドドアの良さを体感してしまうと「二度と手放せない」「次もスライドドアを選びたい」との声がよく聞かれます。

子育て世代がスライドドアで得られるメリットを挙げてきましたが、リスクはないのでしょうか。

子どもが勢いよくドアを開けてしまい隣のクルマにぶつけてしまうリスクは、スライドドアの場合少ないと書きました。

開いた際に、スライドドアが車体からはみ出る幅が少ないことがその理由でした。

しかしはみ出し幅が少ないというメリットも、時にはリスクにもなり得ます。どういうことでしょうか。

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後方の車両からみた場合、通常のヒンジ式ドアに比べスライドドアは開閉していることに気づきにくいことがあります(画像はイメージです)

例えば路上に駐車した際、道路側のドアを開けるケースがあります。

通行する後続車両から見た場合、スライドドアでは開いたことが気付きにくいというリスクが生じます。

不意に子どもが降りてしまい、乗降に気付かなかった後続車と接触する危険もあります。

2022年1月にフルモデルチェンジしたトヨタ 新型「ノア/ヴォクシー」には、こうした後続車との接触リスクを回避する安全支援機能「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」がオプション設定され、注目を集めていますが、普及はこれからです。

子育て世代にとって、スライドドアから得られるメリットも大きいのですが、乗り降りする子どもの動向には十分に気を配らないとなりません。

ただしこれはドア形式に関わらず、ドライバーとしての重大な責任といえるでしょう。

後席ドアを内側から開かなくする「チャイルドロック機能」なども有効活用しながら、事故を未然に防ぎたいものです。

くるまのニュースライター 田中太郎

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