<アオアシ>声優・小林親弘&安元洋貴が“もしサッカーの監督になれるなら?”と聞かれ、「イヤです」と即答

<アオアシ>声優・小林親弘&安元洋貴が“もしサッカーの監督になれるなら?”と聞かれ、「イヤです」と即答

  • WEBザテレビジョン
  • 更新日:2022/08/06
No image

TVアニメ『アオアシ』出演の声優・小林親弘(写真右)、安元洋貴(同左)

【写真を見る】小林、安元が演じるキャラクター/エスペリオンユースの監督・福田、ヘッドコーチ・伊達

2022年4月より放送されている青春スポーツアニメ『アオアシ』(毎週土曜・夜6:25-6:50、NHK Eテレ)。弱小サッカー部のエース・青井葦人(あおい・あしと/以下、アシト)が、Jリーグチームの育成組織“ユースチーム”の監督・福田達也と出会い、仲間と切磋琢磨していく物語。WEBザテレビジョンでは、アシトが所属する「東京シティ・エスペリオンFC」ユース監督の福田役を務める声優・小林親弘と、同チームのヘッドコーチ・伊達望役の安元洋貴にインタビューを行った。声優の仕事と、若きサッカー少年たちの青春の日々は重なるところがあるという。

スポーツの育成期間に焦点を当てて描くっていうのは見たことが無かった(小林)

ーー4月9日から放送開始でしたが、周囲の反応を感じる場面はありましたか?

【小林親弘(以下、小林)】絵が本当にキレイで…キャスト同士でも感想を言い合ってたくさん話をするので、あっという間の1クールだと感じました。反響としては、飲食店でご飯を食べていたら、横のご家族のお子さんが「『アオアシ』早く観ようよ~」「そうかー」って会話をしているのを聞いて。「早く帰って観てね!」って思ったことがあります。

【安元洋貴(以下、安元)】試合のシーンもすごくダイナミックで、漫画も面白かったけど、とてもアニメになる意味のある作品だなって思いました。そう、この間、自分がナレーションを担当するサッカー番組のスタッフさんに「『アオアシ』出るんですねー」と言われまして。漫画もずっと読んでいた方で、出演をとても喜んでくれてたんですよ。サッカーを本当に好きな人たちが作っている番組の人たちが。「サッカーにまつわることがどんどん盛り上がってくるっていいですよねー」って。

ーー『アオアシ』がサッカーシーン全体の活性化にもなっていますね。舞台となっている、プロサッカー選手になるための育成“ユースチーム”の存在や組織についてはご存じだったのでしょうか?

【安元】もちろんユースがあるというのは知ってましたけど、その内部構造とかを考えようと思ったことはなかったですね。

【小林】サッカーだけじゃなくて、スポーツの育成期間に焦点を当てて描くっていうのは見たことが無かったです。斬新だなぁって思いますね。

No image

【写真を見る】小林、安元が演じるキャラクター/エスペリオンユースの監督・福田、ヘッドコーチ・伊達 / (©小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会)

伊達は演じれば演じるほど、わかってきた気がします(安元)

ーー私事で恐縮ですけど、知人に同じような環境を経験してきた者が近くにいまして…。『アオアシ』の内容は、とてもリアルに描かれていて興味深かったです。

【小林】そうなんですね。実際の世界もこんな感じですか?

ーーとても近いものがあります。選手だけなく、監督やコーチ陣などそれぞれがユースチームならではのリアルな視点を描いていると思いました。お2人の演じる福田と伊達は、どんなキャラクターですか。

【安元】伊達は、とにかく指導者として厳しくしていなきゃいけないし、ぬるいだけじゃダメだから、ある意味、怖さの象徴みたいなキャラ。ただ怖い乱暴な人間ということではなくて、チームに対する愛もあるし、選手からの信頼も尊敬もある。大変な役回りの人だけど、こういう人がいないとダメなんだろうなぁっていう。演じれば演じるほど、わかってきた気がします。

【小林】ユースの監督というのは選手が今どういう状態にあって、どういう課題を与えれば次の課題に向かえるかっていうのを的確にとらえていて本当にすごいなって思います。福田の言葉で印象的なのは「正解をさっさと伝えるなんて、指導者の怠慢」という内容。実際、事細かに手取足取り教えるというのはユースではしないですよね。選手一人ひとりが考えて、自分たちの答えを出していかないと本当に省かれていくような世界ですね。実際、選手にはどこまでヒントを出すんですか?

ーー試合で戦うのは11人で、監督がプレーするわけではないので、その局面ごとで考えなきゃいけないのは選手。考える能力を身に着けるためには、やっぱり1から100まで教えるのではなくて70から100までは考えろっていうスタンスが多いように思います。実際に試合のときに考えることができる選手になるために。

【安元】それができるやつっていうのがきっとセンスっていうことですよね。

No image

エスペリオンユースの監督・福田(CV:小林親弘) / (©小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会)

人との出会いの中で少しずついろんなことがわかってくる(小林)

ーー声優という職業も年々努力を重ねていくお仕事だと思うのですけど、選手育成の部分で共感できることはありますか?

【安元】自分ができると思ってるけどできないものっていうことって山ほどあるのに、若ければ若いほどできると思ってるんですよ。アシトもまさにそうですけど。

【小林】知識がないときのほうが幸せだったりしますよね。役者業もそういう意味ではまったく一緒ですね。

【安元】若い頃「小学生からおじいちゃんまで全部できます!」ってノリだったじゃないですか。できやしないのに!

【小林】そんなわけないのに(笑)。リアルな話、養成所とかでは自分が(技術的に)うまいほうだったりすると、「あ、いけんじゃない?」とか思うんです。先輩に説教を受けたりもいっぱいありますし。それで役者になったら自分のやりたいことと、演出が求めていることのズレとか…。

【安元】演出を理解しようともしないときがありましたからね。これはこれ、僕のやりかたって。作品のこととかをまだ考える余裕がなかった。自分でいっぱいいっぱいだった。

【小林】人との出会いの中で少しずつこういうことがわかってくる。だから運が良かったなぁと思いますね。

No image

エスペリオンユースのヘッドコーチ・伊達(CV:安元洋貴) / (©小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会)

遊びでやるのはいいけど、真剣にやるのはちょっと…(安元)

ーー実際、もし機会があったらコーチや監督はやってみたいですか?

【安元】イヤです。

【小林】できれば一生無責任で生きていきたい。

ーーチームスポーツの指揮を執るというのは?

【安元】それもイヤですね。遊びでやるのはいいけど、真剣にやるのはちょっと…。自分はやっぱりいろんな人の思いや責任を背負えないなって思うから、福田と伊達はすごいと思います。

【小林】ストレスがものすごそうですよ。人の人生を背負って、ユースの中で「お前は才能がある」「ない」って、最初のセレクションのときから言うんで。すげーなぁって思って。だから、向いてないような気がします。

ーーでは最後に、『アオアシ』をまだ観ていないという方、特にサッカーに興味がない方に向けて、どんな作品か教えてください。

【安元】“スポ根”といえばそうなんだけど、ただの“スポ根”じゃなくて。スーパーマンは出てきません。スーパーマンになりたい子たちが、スーパーマンになるべくただただ一生懸命努力をするというのが作品の根幹にあるんですが、そこに個性のあるキャラがいっぱい出てきます。異なる個性がぶつかって、でもチームとして同じ方を向いていかなければならず、お互いを理解し合っていく、という話です。すべて絡みあってくるんですよね。それってサッカーだけじゃなくて日常生活でも起こり得ることだから、誰が見ても大丈夫、楽しい作品だと思います!

【小林】例えば今、何かを始めようとする方、何かをやっている方、昔何かやってた方が観ても、背中を押してくれる勇気が出るアニメですね。サッカーに限らず、どういうことをやっていても、漁師さんの息子が観ても楽しいだろうし、OLさんが観ても楽しいだろうし、楽しみ方が実はいろいろある作品。観た後、「明日も頑張ろう! アシトも頑張ってるしなぁ」と思える、本当に誰にでもオススメできます!

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加