若い世代に絞ったワクチンの集団接種 福岡県で始まる

若い世代に絞ったワクチンの集団接種 福岡県で始まる

  • FBS福岡放送
  • 更新日:2021/09/15
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福岡県内でも、新規感染者の減少傾向が続くなか、ワクチン接種に新たな動きです。子どもと接する機会の多い保育士や学校の教職員、苦境が続く飲食店の従業員などのうち、若い世代に絞った集団接種が15日から始まりました。

福岡県内でも、新規感染者の減少傾向が続くなか、ワクチン接種に新たな動きです。子どもと接する機会の多い保育士や学校の教職員、苦境が続く飲食店の従業員などのうち、若い世代に絞った集団接種が15日から始まりました。

15日午後、福岡市・天神では。

■澤田キャスター

「こちら、ワクチン接種の待機所なんですけれども、なかには、若い人の姿が多く確認できます。」

福岡県が15日から新たに設けた優先接種のための会場です。モデルナ社製のワクチンが使われています。

優先接種の対象は、子どもと接する機会の多い保育士や学校の教職員のほか、苦境が続く飲食店の従業員、妊娠している女性などで、年齢は16歳から39歳までに限られています。

30代でも24パーセントとまだ接種率が上がっていない若い世代の接種を推し進める狙いもあり、15日だけで、96人が接種を受ける予定です。

■接種した中学校教師(20代)

「ずっと予約を取りたくても、なかなか取れなかったので、取れてよかったなと、子どもと接する機会が多いので。」

■接種した飲食店従業員(30代)

「営業時間が短くなって、アルコールも提供できませんので、売り上げも9割くらい下がってしまったので、自分を守るという点とお客様を守るという点で早く打ちたかった。」

福岡県では、16日までに、こうした優先接種の会場を福岡市・天神を含め、新たに9か所に設置します。

1つの会場につき、1週間で最大1000人の予約枠が設けられていますが、予約が入っているのは、2割から3割程度にとどまっているということです。

福岡県の担当者は、「まだ受けていない人は、ぜひ予約していほしい」と話しています。

こうしたワクチン接種が広く行き渡ることを前提として、11月をめどに検討されているのが、行動制限の緩和です。

飲食店での酒の提供や県をまたぐ移動などを一定程度認めようというもので、福岡県は政府に対し、10月にも行われる実証実験に参加する意向を伝えています。

これについて、福岡県医師会は15日。

■福岡県医師会・瀬戸裕司専務理事

「県医師会にも県民から何本か電話が入りました。いろいろな電話がありました。この時期に、こんな検証に福岡県は参加するということを医師会はどう考えているのか?と非常に心配している電話でした。緊急事態宣言の解除後、ワクチンが進んだうえで、(行動制限の緩和案を)検証し、分析することについては理解しているところです。」

また、福岡県医師会は、重症化リスクを減らす治療法として注目される「抗体カクテル療法」の実績を明らかにしました。

「抗体カクテル療法」は、8月中旬から、宿泊療養施設で行われています。

■瀬戸専務理事

「54人に投与しております。うち、すでに44人は宿泊療養施設を退所している。」

「抗体カクテル療法」は、2つの薬を混ぜ合わせて点滴で投与するものです。

対象は、糖尿病など重症化のリスクがあり、発症から1週間以内の投与が原則となっています。

これまでに20代から80代の54人に投与したところ、重症化して緊急搬送された事例はなく、効果が認められたということです。

■瀬戸専務理事

「熱というのが一番分かりやすいが、37度5分以上の患者に投与した翌日には36度台、投与した翌日には解熱している。その後も重症化することはなく、効果としては非常にあるのではないか。」

福岡県医師会では、保育園などでのクラスターや2回のワクチン接種後に感染が確認される「ブレイクスルー感染」が相次いでいることから、「まだまだ予断を許さない感染状況」として、感染対策のさらなる徹底を呼びかけています。

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