
コスプレイヤーのよきゅーん(乾曜子)さんが、オンラインRPG『ラグナロクオンライン』(通称・RO)の公式コスプレイヤーとしてギネス世界記録に認定された。
2003年8月から20年以上に及ぶ公式コスプレイヤーとしての活動が、「ビデオゲームの公式コスプレイヤーをつとめた最長期間(女性)」として、世界で初めて認定。
11月14日には認定証贈呈式が実施され、よきゅーんさんはゲーム内で新たに実装される拡張4次職の「ナイトウォッチ」のコスプレ衣装で登壇した。
認定証と花束を贈呈されると、「これからもコスプレシーンの発展に貢献していきたいです」と抱負を語った。
【写真19点】『ラグナロクオンライン』のコスプレで登壇したよきゅーんさん
番組MCやバスガイドも『RO』公式コスプレイヤーよきゅーん
よきゅーんさんといえば、えなこさんや篠崎こころさん、東雲うみさんらが所属する芸能事務所・PPエンタープライズの代表としても知られている。

よきゅーんさんが代表をつとめるPPエンタープライズ
『ラグナロクオンライン』の公式コスプレイヤーとしては2003年8月に活動開始。ゲームのサービススタート翌年から現在に至るまで、イベントや配信番組、大会などで活躍してきた。
当時は公式コスプレイヤーの呼称はなく、キャンペーンガール・イメージガールとして番組のMCや、さらにはバスガイド(!)まで担当。

イベントでのよきゅーんさん

バスガイドを担当した時代も
自らもいちプレイヤーとして熱中して遊んでおり、ゲームへの理解度は運営チームも驚くほどだという。
30歳を超え「いつまで公式コスプレイヤーを続けていい?」
贈呈式では20年前の映像も流れ、よきゅーんさんが懐かしさをにじませながら「恥ずかしい!」とコメントする場面も。
また、「30歳を超えたくらいから、運営さんに“いつまで公式コスプレイヤーを続けていい?”って聞いたこともあって」と告白。

しかし、運営側から「30歳を超えてもようこちゃん(※よきゅーんさん)がいいんだよ!」という言葉をかけられたという。
「公式コスプレイヤーというゲームに関わる仕事だったので、見た目だけではなく、私自身の『ラグナロクオンライン』への向き合い方が評価されたことが嬉しかったです」と当時を振り返った。

運営チーム代表・奥山美雪さんと当時を振り返る場面も
“えなこになりたい人”へのアドバイスはSNSの使い方
ギネス世界記録の公式認定員であるジャスティン・パターソンさんから認定証を贈呈されると、コスプレイヤーとして、さらには芸能事務所の代表として喜びを語った。
「(コスプレイヤーも多く在籍する事務所の)社長としてコスプレに関する記録をもらえたことが嬉しい。素敵な出来事になりました」

その上で「この20年で一般の人も楽しめる趣味へと広がったコスプレは、言葉が通じなくても楽しめる、日本が世界に誇れる文化。これからもシーンの発展に貢献していきたい」とコメントした。
加えて、「コスプレイヤーがより注目されるようになれば、コスプレできる商業施設が増えることもあるんじゃないかと予想します」と、コスプレイヤーが記録を達成することの意義も語った。

質疑応答では、今後自身やえなこさんのような活動を目指す人へのメッセージとして、SNSの使い方にも言及。
事務所のタレントにも伝えていることとして、「コスプレイヤーを起用する起業の方々は、過去ログまで結構さかのぼる。SNSは自分の顔だと思って運用した方がいいと思います」と、アドバイスした。【写真19点】『ラグナロクオンライン』のコスプレで登壇したよきゅーんさん