経営の専門家や士業従事者らが紐解く「新時代の働き方」 第111回 執着を捨てない限り、経済的自由も精神的自由も時間的自由も得られない

経営の専門家や士業従事者らが紐解く「新時代の働き方」 第111回 執着を捨てない限り、経済的自由も精神的自由も時間的自由も得られない

  • マイナビニュース
  • 更新日:2021/10/14
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テクノロジーが進化し、AIの導入などが現実のものとなった今、「働き方」が様変わりしてきています。終身雇用も崩れ始め、ライフプランに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

プライベートバンカーという生き方

本連載では、法務・税務・起業コンサルタントのプロをはじめとする面々が、副業・複業、転職、起業、海外進出などをテーマに、「新時代の働き方」に関する情報をリレー形式で発信していきます。

今回は、インドネシアのバリ島でデベロッパー事業を、日本では経営戦略・戦術に関するアドバイザーも行っている中島宏明氏が執着を捨てるスキルについて紹介します。

○稼いでも稼いでも経済的自由はない

「月収があと10万円プラスになれば」
「年収が800万円あれば」

など、理想とする収入額が各々にあると思いますが、いくら収入があっても不安を取り除くことはできません。

理由は簡単で、月収が50万円になったら80万円必要に思えてきて、80万円になったら今度は100万円必要に思えてくるからです。つまり、金銭的な欲求には際限がありません。

ストック(資産)だけで一生涯の生活費を賄えるようになれば、それはそれで「経済的自由を手に入れた」ということになるのかもしれませんが、資産があったらあったで、今度は「失う不安」が常に付きまといます。また、築いた資産を維持するのはとても難しいことです。「『ビットコイン堕落論』~億り人で在り続けるために必要なこと~」という記事もマイナビニュースで寄稿していますので、よろしければ読んでみてください。
○時間的自由は上手にお金を使えば得られる

時間はだれにも平等です。もちろん、毎日忙しく過ごす人と余裕を持って過ごす人とでは時間の在り方が異なるのですが、時間の濃度は方法次第で何とでもなります。

例えば、仕事の一部をアウトソーシング(外注)したり、家事代行サービスなどを利用したりすることで自由な時間をつくることは可能です。自分が得意とすることや好きなことに集中できるように、人の手や助けを借りることは全く悪いことではありません。

また、無駄な業務やアポを入れていることも多いでしょうから、ときどきスケジュール帳やノートを振り返って無駄の洗い出しをするのも良いでしょう。同じ過ちをくり返してしまうことは往々にしてありますが、少しずつ判断力は上がっていくはずです。
○精神的自由は出会い次第

「経済的自由+時間的自由=精神的自由」という計算式は成り立ちませんが、精神的自由は考え方次第ですので、だれでもすぐに得ようと思えば得られる自由です。

例えば、常にイライラしている人とよりも、大らかな人と一緒に仕事をしたいと思う人の方が多いでしょう。気持ちに余裕を持てば良い仕事相手との縁ができ、経済的にも潤い、時間の自由もきくようになるかもしれません。人生は出会い次第ですね。
○必要なのは執着を捨てるスキル

最近はFIRE(経済的自立・早期リタイア)が流行っていますが、「自由を求めて」などと考えず、気持ちを落ち着かせて日々生きている方が、よほど自由に近づくでしょう。自由を求めるほど、自由は遠ざかります。

いま必要なのは、執着を捨てるスキルなのかもしれません。お金や地位、名誉、名声、才能などの欲求は古い栄光のようなものです。執着する必要はないでしょう。執着を捨てることで見える本質に近づくことが、これからの時代には求められています。

中島宏明 なかじまひろあき 1986年、埼玉県生まれ。2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の企業で経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。監修を担当した書籍『THE NEW MONEY 暗号通貨が世界を変える』が発売中。 この著者の記事一覧はこちら

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