五輪玩具会社から800万円 元理事「竹田氏のため」

  • 産経ニュース
  • 更新日:2022/09/24

東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会マスコットの公式ぬいぐるみを販売した「サン・アロー」(東京)が大会組織委員会元理事の高橋治之(はるゆき)容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=に計約800万円を提供していたことが23日、関係者への取材で分かった。高橋容疑者は東京地検特捜部の調べに、受け取った資金は日本オリンピック委員会(JOC)前会長の竹田恒和氏(74)のために「集めた」と供述。特捜部が竹田氏に、参考人聴取で一連の経緯を確認したことも判明した。

特捜部は、サン・アローが高橋容疑者に理事としての便宜を依頼し、その謝礼として資金を提供した可能性もあるとみて同社幹部や組織委関係者を聴取。組織委副会長だった竹田氏の関連も含め、資金の流れを調べているもようだ。

サン・アローは公式ライセンス商品として大会公式マスコットの「ミライトワ」と「ソメイティ」のぬいぐるみを製造し平成30年7月から販売。ライセンス商品販売には組織委の審査を経た上で契約を結ぶ必要があり、組織委は同社を含め2社が公式ぬいぐるみを販売することを承認した。

関係者によると、サン・アローの幹部は竹田氏や高橋容疑者と大学の同窓生で、長年の知人関係。同社は組織委と契約後、幹部や竹田氏、高橋容疑者と共通の知人が経営する企業を介し、高橋容疑者に計約800万円を提供したという。

高橋容疑者は特捜部の調べに対し、「竹田氏をねぎらうためにカネを集めるよう声はかけたが、実際には渡していない」と説明しており、竹田氏も資金の受領を否定しているという。

サン・アローは大正7年創業。テディベアや「となりのトトロ」などの人気ぬいぐるみの販売を手掛けている。平成10年の長野五輪でも、公式マスコットのぬいぐるみを販売した。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加