【ボクシング】「女子ボクシングに革命を起こしたい!」─アマ全日本王者・晝田が明日プロデビュー

【ボクシング】「女子ボクシングに革命を起こしたい!」─アマ全日本王者・晝田が明日プロデビュー

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  • 更新日:2021/10/15
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明日15日、東京・後楽園ホールでプロデビュー戦(スーパーフライ級6回戦、vs.山家七恵=やまか・ななえ、中野サイトウ)を迎えるアマチュア全日本王者(フライ級、フェザー級)の晝田瑞希(ひるた・みずき、25歳=三迫)が14日、計量をクリアした後にオンラインで会見。「井上尚弥選手、村田諒太選手、井岡一翔選手のように、誰もが知っている女子選手になりたい」と抱負を語った。

文_本間 暁 写真提供_三迫ボクシングジム

ピンク色に染めた髪の毛。鼻に通したピアス。ピンク色のTシャツ。ド派手な見た目はオールドファンからすればどぎつく感じるかもしれないが、これは彼女の真摯な想いの表れだ。

「男子に比べて、日本の女子ボクシングはまだまだ知名度が劣っている。女子ボクシングに革命を起こしたって言われるような選手になりたいんです」

もちろん、ボクシングで魅せることが大前提。だが、実力のある大先輩たちは過去にも現在にも存在することは知っている。それでも、一般的な知名度は男子のトップ選手に程遠いことを歯がゆく感じてきた。だから、「ファッションも含め、いろいろなところからアプローチして、自分なりのものを築いていきたい」と決意した。

SNSやTikTokはすでにスタート。さらに「デビューしたらYouTubeも始めたい。たとえば、ダイエットをしたい方に向けた食事とか。誰がどこで見ているかわからないですから」と、可能性のあるかぎり、セルフプロデュースをして世間にアピールしていきたいという。

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はきはきとしゃべる口調は、さっぱりとした性格を表している zoom会見より

岡山工業高から自衛隊体育学校に進み、全日本選手権ではフライ、フェザー級の2階級で優勝。アジア選手権、世界選手権にも出場した、正真正銘のトップアマだった(戦績は29勝13RSC16敗)。しかし、長年目標としてきたオリンピック出場を、後の金メダリスト・入江聖奈(日本体育大学)に阻まれてしまった。

「オリンピック期間は本当にしんどかった。あの日(負けた日)のことを思い出して……。オリンピックなんかなくなっちゃえって思ったこともありました。25年間生きてきて、味わったことのない、言葉に表せない感情。どこへ行っても『入江さんと知り合い?』とか『オリンピック出ないの?』とか訊かれて……」

だが、五輪が終わり、複雑な想いを文字に書き表してすべて吐き出し、自分自身をしっかりと見つめ直すことができた。「乗り越えた。ひとつ成長できた。オリンピックを目指してきてよかったと思えたし、出場した選手、メダルを獲った選手たちを心底リスペクトしています」。すっきりとした表情で語るその言葉は本心なのだろう。

サウスポースタイルからの鋭いステップイン&アウトが身上。「自分のよいところを加藤(健太)トレーナーが生かしつつ、足りない部分を埋めていってくれる」。5月にプロテストに合格していたが、実績がものをいって、なかなか対戦相手が見つからず、今回もキャンセルした選手の代役としてひと月前に決まったもの。

「世界チャンピオンになることは夢ではなく目標。絶対になると決めていますから。(五輪の夢破れて)ひとつの負けの重みを知ることができたので、もう絶対に負けたくない」

対する山家はここまで4戦4勝(2KO)と無敗のサウスポー。ハイテンポな攻撃と、クイックなボディワークも使える30歳。左構え同士、ぶつからない前の手をどう差し込んでいくかがまずポイントとなる。

ボクシング・マガジン編集部

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