
およそ10億円の持続化給付金を家族ぐるみでだまし取った事件で、インドネシアから移送された主犯格の父親が、持っていない税理士の資格を、あると偽って、申請の名義人を信用させていたことがわかった。
谷口光弘容疑者(47)は22日、逃亡先のインドネシアから日本に移送され、持続化給付金をだまし取った疑いで逮捕された。
警視庁によると、谷口容疑者は国内で、不正受給の名義人を集めるセミナーを開き、持っていないにもかかわらず、税理士の資格があると、うそを言って名義人を信用させていたという。
谷口容疑者から申請を誘われた男性「僕もかかってきましたからね。100万円どう? って。いやいや俺も会社勤めだし、個人事業主でもないし。(谷口容疑者が)いやいや、なんとでもなるでって言ってたけど」
警視庁は、過去最大規模のおよそ10億円不正受給事件の全容解明を進めている。