香港、大型物流施設の稼働で空輸力向上

香港、大型物流施設の稼働で空輸力向上

  • 新華社通信
  • 更新日:2023/11/21
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香港、大型物流施設の稼働で空輸力向上

インタービューに応じる林世雄氏。(9月15日撮影、香港=新華社記者/陳鐸)

【新華社香港11月21日】中国香港特別行政区政府運輸・物流局の林世雄(サイフン・ラム)局長は18日、国際物流大手DHL中央アジアハブセンターの第3期拡張プロジェクトと過路湾ハイエンド物流センターが相次いで稼働したとブログで明らかにした。2024年に全面運用を予定している香港国際空港第3滑走路システムに合わせ、香港の空輸力は大幅に向上するとの見通しを示した。林氏は次のように紹介した。

DHL中央アジアハブセンターは同社が行うアジア太平洋地域で最大規模のインフラ投資プロジェクト。第3期拡張工事を経て、センターは広くなり、処理速度も向上した。総倉庫面積は拡張前から5割増の4万9500平方メートル、1時間当たりの処理量は7割増の12万5千件となり、本格稼働後の年間処理量は5割増の106万トンに増える見込みという。

香港で三番目に大きい物流倉庫となる過路湾ハイエンド物流センターは、10月に稼働した。中国電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下の物流部門、菜鳥(ツァイニャオ)網絡科技、空輸大手、中国航空集団の子会社である中国航空(集団)、宅配大手の円通速逓(YTOエクスプレス)が共同出資して運営する。全面運用後は最大で、香港国際空港に年間約170万トンの新たな航空貨物をもたらす見通しとなっている。

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