試験30分前に子ねこ3匹保護 学生ママの里親探し称賛の声「優しい世界」 その後は?

試験30分前に子ねこ3匹保護 学生ママの里親探し称賛の声「優しい世界」 その後は?

  • Hint-Pot
  • 更新日:2022/08/06
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試験開始30分前に出会った3匹の子ねこ【写真提供:ぎわ 猫ボラ&ママ獣医学生(@nnnvm0225)さん】

ねこなどの動物を保護した後は里親探しも重要です。周囲に声をかけたり、動物保護団体に相談したりといった方法以外に、最近はSNSを活用する例も。ツイッター上では、学期末試験の30分前に保護ねこ3匹と出会ったという投稿が話題になっています。投稿者は獣医師を目指す学生ママのぎわ(@nnnvm0225)さん。当時の様子や結婚出産を経て獣医師を目指した経緯などについて、詳しいお話を伺いました。

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試験終了後は獣医学部の仲間たちと結束して里親探しに奔走

青いポリバケツの中にすっぽり入って、「ここはどこ?」と不思議そうな顔で周囲を見回す3匹の赤ちゃんねこ。子育てをしながら獣医師を目指す大学4年生のぎわさんが、大学の警備員さんから「今朝3匹捨てられていたんだけど……」と相談された保護ねこたちです。実はこの時、学期末試験が始まる30分前でした。

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朝8時に大学の警備室へ運ばれてきた3匹の保護ねこ【写真提供:ぎわ 猫ボラ&ママ獣医学生(@nnnvm0225)さん】

「朝8時頃、お散歩中の方が見つけて大学の警備室に連れてきたそうです。その方がどこで見つけたのかは分かりません。私が警備室を通った8時半頃に警備員さんから事情を伺いましたが、9時から期末試験だったのでかなり戸惑いました」

あと少しで試験が始まることもあり、ひとまず警備員さんに保護をお願いしたぎわさん。試験終了後は忙しいテスト期間中にもかかわらず学生仲間10人が駆け付けて、里親探しに協力してくれました。

ぎわさんは「試験30分前から里親探し笑」というメッセージを添えて、この時の様子をツイッターに投稿。すると9000件近い“いいね”が集まりました。続く投稿には、学生2人とご近所に住む警備員さんご夫婦にそれぞれお迎えされたという報告もあります。

リプライ(返信)には「保護されて里親さんも見つかって良かった」「幸せになってね 良い人に見つけてもらって良かったね」「この子たちは良い顔してる」「優しい世界」と3匹の保護ねこに安堵する声が寄せられています。また、「絶対素敵な獣医さんになれます」「たくさんの愛をありがとうございます」など、ぎわさんと仲間たちに感謝する声もありました。

「もっとたくさんのねこを助けたい」 きっかけは保護ねこシェルターでの活動

今回、里親探しに奔走したぎわさんは、子育てをしながら獣医師を目指す学生ママ。結婚後に獣医学部を再受験した理由には、大学時代から始めた保護ねこのボランティア活動があるそうです。

「法学部の学生だった頃、行き倒れていた野良ねこと出会ったことをきっかけに保護ねこシェルターでお手伝いを始めました。その後は企業に就職しましたが、さまざまな境遇の野良ねこたちや他のボランティアの方との出会いを重ねるうちに、『もっとたくさんのねこを助けたい』という思いが次第に強くなりました。

仕事をしていたことや、元々私立文系出身で学力に自信がなかったことから獣医学部の再受験には迷いもありましたが、夫が全面的に応援してくれたことは大きかったですね」

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子どもを寝かしつけて「いざ勉強!」と思ったら…きなこちゃんが乱入?【写真提供:ぎわ 猫ボラ&ママ獣医学生(@nnnvm0225)さん】

ぎわさんは保護ねこのボランティア活動も継続して行っています。

「大学や自宅近辺の野良ねこの避妊去勢、負傷したり高齢になったりした野良ねこの保護&里親探しをしています。自分が出産したばかりのため最近は休んでいますが、スペイクリニック(野良ねこの避妊去勢病院)や、保護ねこ団体でのお手伝いもしています」

自身のツイッターアカウントでは、室内飼育ねこと野良ねこの避妊去勢(TNR)の必要性を強く訴えています。「昨年度に殺処分されたねこは1万9705匹、うち1万3030匹(約7割)は子ねこ」「保健所に収容されるねこの約8割は飼い主不明」「交通事故で亡くなったねこは約30万匹と殺処分の約15倍」と伝える投稿は、大きく注目されました。

「不幸な死に方をするねこを少しでも減らすために、獣医師としての資格、知識、人脈を身につけ使いたいです。自分自身が全国を回り、野良ねこが多い地域で避妊去勢をするのが今の夢。里親が見つかりづらいねこのためのシェルター、通院が難しいねこたち向けの往診などにも興味があります」

さらに、結婚出産後に夢を諦めがちな人たちへもエールを送ります。

「結婚したから、子どもができたから、と夢を諦める方も多いと思うのですが、一度きりの人生なので、自由に生きられる方が増えたらいいなと思っています」

ねこへの思いやりにあふれるぎわさん。現在は元保護ねこの「サラ」ちゃん、「ホタテ」くん、「ゆき」ちゃん、「きなこ」くんとも同居中です。素敵な家族に見守られながら、今日も夢に向かって走り続けています。

Hint-Pot編集部

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