
3月18日にサウジアラビアのジェッダ・コーニッシュ・サーキットで開催された2022年FIA F2の第2戦ジェッダの決勝レース1にて、オリバー・ベアマン(プレマ・レーシング)と接触したテオ・プルシェール(ARTグランプリ)に対し、5グリッド降格ペナルティが下された。
岩佐歩夢(ダムス)が優勝し、大きな話題となった第2戦ジェッダの決勝レース1。7周目のターン1でランキングトップのプルシェールは、チームメイトのビクトール・マルタンス(ARTグランプリ)をかわすべく、インからオーバーテイクを仕掛けた。
ただプルシェールはターン1のブレーキングポイントを誤り、リヤタイヤをロック。止まりきれず、マルタンスの前を走行していたベアマンに接触。両車リタイアとなり、このアクシデントが原因となりこのレース2度目のセーフティカーが導入されることとなった。
レース後、レーススチュワードはこの接触の全責任はプルシェールにあると判断。17日の予選で3番手タイムを記録し、19日に開催されるフィーチャーレース(決勝レース2)を3番グリッドからスタートを予定していたプルシェールだったが、決勝レース2の5グリッド降格のペナルティが降ることとなり、8番グリッドからスタートすることになった。
プルシェールの降格で、ジャック・ドゥーハン(インビクタ・ビルトゥジ・レーシング)が3番手から、そして岩佐歩夢(ダムス)は5番手からスタートを迎える予定だ。決勝レース2は日本時間3月19日の22時15分より、タイヤ交換義務を有する周回数28周で争われる。

2023年FIA F2第2戦ジェッダ テオ・プルシェール(ARTグランプリ)はリタイアによりポイントランキングトップの座を明け渡すことに