
テレビ西日本
◆記者
「福岡市内で41店舗目となるサニーの店舗が、南区にオープンしました。急激な円安や物価高を受け、店も、買い物客も様々な智恵を絞っています」
23日にオープンした、サニー福岡桧原店。
サニーといえば、低価格で高品質を追求したプライベートブランド「みなさまのお墨付き」が人気で、この商品を目当てに店を訪れる買い物客も大勢います。
◆記者
「プライベートブランドの中で一番よく出る商品は何ですか?」
◆サニー福岡桧原店 関貴章店長
「グリーンカレー、キーマカレー、いろんな種類があるんですけど、全ての商品が売れているといったような状況となっています」
およそ1200種類あるプライベートブランドの商品の中で売り上げ第1位は、「レトルトカレー」です。
◆記者
「コロナの影響もあって自宅での消費が増えた?」
◆サニー福岡桧原店 関貴章店長
「そうですね、在宅需要というのも一つのポイントだと思います」
サニーを運営する西友は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、物価が上がり始めた今年3月、プライベートブランドの全商品の価格を6月末まで据え置くと発表しました。
しかし、その後も「物価高」と「円安」はさらに進んでいますが、今後、値上げに踏み切るんでしょうか?
◆記者
「来月以降はどうなるんでしょうか?」
◆サニー福岡桧原店 関貴章店長
「基本的に、大多数のアイテムは価格据え置きですね」
サニーのプライベートブランドは、ほぼ全商品が7月以降も値上げしないといいます。
◆サニー福岡桧原店 関貴章店長
「原価は高騰しているんですけど、何とかお客様に安くていい商品を提供しようと努力している」
その「企業努力」とは一体、どんなことをしているのでしょうか?
◆サニー福岡桧原店 関貴章店長
「大量に仕入れて、お客様に安く提供する努力もしていますし、光熱費の部分とかも高騰していますので、省エネという部分で扉をつけて冷気をなるべく逃さないような形、電気代とかそういったところも最小限で運営している」
しかし、一部の輸入品など、すでに値上げを余儀なくされている商品があるのも事実です。
買い物客は…
◆記者
「肌感覚で(物価が)何倍くらいまで上がってきたなと感じますか?」
◆買い物客
「1.5~2倍ですね。献立を計画的に考えるようになりますね。大きいキャベツを買った時はロールキャベツにしたり、残ったら野菜炒めにしたり、サラダに入れたり」
◆記者
「買い物で工夫していることはありますか?」
◆買い物客
「衝動買いをしない!きょうもいろいろ買おうと思ったけど、冷蔵庫の中を見て、あるなと思って戻しました」
「円安」と「物価高」は消費者の心理や行動にも大きな影響を与え、店側もギリギリの経営努力を迫られています。