うつ病への先入観は捨てて、身近な病気であることを知っておこう/マンガでわかるうつ病のリアル

うつ病への先入観は捨てて、身近な病気であることを知っておこう/マンガでわかるうつ病のリアル

  • ダ・ヴィンチニュース(マンガ)
  • 更新日:2021/09/15

大好評につき再掲載。緊急事態宣言などによる外出制限で、環境の変化に慣れることができなかったり、職場などの人間関係がうまくいかず、無気力に過ごしてしまうーー日々の中で、「もしかしたら自分は“うつ”なのかも?」と悩み・不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。うつ病は、精神的な症状のほか、睡眠障害、疲れ、だるさ、生理不順など、人によって症状はさまざまです。重度のうつ病に5年以上苦しむも「メンヘラマッスル作家」として奇跡の復活を遂げた著者・錦山まるさんが、うつ病の「実態」と間違った「知識」をマンガでわかりやすく解説します。
※本作品は錦山まる著の『マンガでわかるうつ病のリアル』から一部抜粋・編集しました。

この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。

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自分はうつ病にならない、自分は弱くない…そんなワケないでしょ。

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「自分はガンにはならない」と断言している人がいたら、「なぜそんな事がわかる?」と思うよな。

「自分はうつ病になるかもしれない」と本気で考えたことがあるでしょうか? おそらく多くの人がないと思います。

むしろ「自分はそういう病気になるタイプじゃない」などと、まるでテレビ番組で詐欺の被害者を見たときのように“存在は知っているけどまさか自分が当事者になるとは夢にも思っていない”という人がほとんどではないでしょうか?

では「自分はそういう病気になるタイプじゃない」をうつ以外の病気に置き換えてみてください。「自分はガンになるタイプじゃない」「自分は気管支炎になるタイプじゃない」「自分はインフルエンザになるタイプじゃない」…違和感がありませんか? もし周りでこのように言っている人がいたらどう思いますか?

うつ病の話だと何だか筋が通っているように聞こえるだけで、実はこんなにもおかしな理屈なんです。

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うつ病に苦しむ人は、日本に推定506万人もいるんだぞ。

忘れられがち…というか変に区別されがちですが、うつ病は“病気”です。ガンや気管支炎やインフルエンザと同じ、世の中に無数にある病気のうちの1つです。職業も性格も性別も年代も関係なく、いつ誰がどんなタイミングでなったとしてもおかしくない。

うつ病患者さんは日本だけで506万人いるという推計があります(※1)。単純に計算すると25人とすれ違えばそのうちの1人がうつ病ということになります。目で見て分からないから意識できないだけで、あなたがお出かけするたびに何人見かけても実はおかしくないんです。

うつ病の生涯有病率(生きているうちに病気になる確率)は3~7%(※2)とされています。14~33人に1人はうつ病を経験する計算になります。ということは学校のクラスメイト、同級生、習い事で一緒になった人たち、バイト先、会社の同期など、あなたが今まで関わったあらゆる集団からうつ病患者が出ていても何もおかしくないんです。「自分はそういう病気になるタイプじゃない」なんて自信は全くアテにならないんです。

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医者だって精神科医だってうつ病になるんだ。なぜなら、ただの病気だからな!

『うつ病』と聞くとまだまだ「弱い人がなる」「ネガティブな人がなる」「運動しない人がなる」などというイメージが浮かぶ人は多いかもしれません。

ですが、「うつ病は◯◯みたいなタイプがなる」という先入観はとても危険です。「自信をつけろ」「もっと前向きになれ」「運動すればいい」なんて間違ったアドバイスで患者を追い詰めることにもつながります。あなたに異変が起きたときに「いや自分がうつ病なわけがない…」と、その異変を認められず受診が遅れることにもつながります。

うつ病はあくまで“病気”。病気のプロである医者だってうつ病になるんです。けっして自分から見て弱い人だけがなる遠い世界の話ではないんだと意識することが、あなたや大切な人を守ることに繋がるかもしれませんよ。

※1 世界保健機関(WHO)が2017年に発表
※2 東京大学医学部の川上憲人教授が2006年に発表し、厚生労働省のWEBサイト「みんなのメンタルヘルス」にも引用掲載中

ダ・ヴィンチニュース

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