幸福感は20代から下がり続け、60代でようやく上がる。じゃあ若い時はどうすればいいの?

幸福感は20代から下がり続け、60代でようやく上がる。じゃあ若い時はどうすればいいの?

  • ライフハッカー[日本版]
  • 更新日:2022/09/23
No image

これまで、人々の幸福感(もう少し学術的な響きの「ウェルビーイング」とも心理学ではいう)が、人生を通してどう変化していくか研究されてきました。

幸福感は、10代から20代にかけて下降し、50歳頃まで低迷、その後60代で上昇するというパターンが世界中で共通して見られます。

ここで2点付け加えておきます。幸福感が押し並べて20代で下降、低迷が続くというのが、すべての人に当てはまる訳ではありません。幸福感があまり変化しない人や、生活環境の変化によって人生の後半で幸福感が下がる人もいます。

さらに、幸福感は個人差が大きいと言えます。これは、幸福感のセットポイントが人によって異なり、生まれつき幸せなタイプとそうでないタイプがいるからだと、一部の研究では示唆されています。

ただし、平均以上に幸せな人でも、自身の幸福感は、10代や50代、60代よりも20代、30代、40代のほうが低いそうです。

では、なぜこうしたことが起こるのでしょう?

若年層は「幸福感のセットポイント」が低い

人生のある時点で、人がどれくらい幸せで人生に満足しているかは、半分は遺伝的な幸福感セットポイントで決まり、残りの半分は、その時の状況や直近の出来事に左右されます。

重篤な病にかかったり、経済的に厳しかったり、大きなストレスのかかる出来事に遭遇したりすると、幸福感は下がります。

50代、60代の人には、幸福感にポジティブに作用する状況的な要素が、若い人に比べてより多く存在すると言えます。

これらのグループは、若い世代に比べて経済的に安定していることがアンケートからうかがえます。

若い世代は、家を購入したり家庭を持ったりしようとする時期にもかかわらず、(経験値が高い)年配者より総じて賃金が低い傾向にあります。

年配の世代は、収入が多いことに加えて子どもたちが教育を終えて独立していることが多いです。さらに、定年までの自身のキャリアの行く末が見通せることで、キャリアに関してはより安定感があるでしょう。

では、年を取るのを待たずに今から幸福感を高めたい、まだ40代にならないあなたにできることはあるでしょうか? 答えはイエス、です。

年齢を重ねるのを待たずに幸福感を高めるには?

不確定要素=「人生の冒険」として楽しむ

若い世代の幸福感を抑える要因の1つは、不確定要素です。

人生やキャリアがどう転ぶか見通せないことで不安が募り、人生のパートナーになかなか出会えなくてまた不安が募り、家庭を持ったものの子育てがうまく行くかわからずさらに不安が募り…。

ここで、不確定要素を不安視するのではなく、1つの冒険だと考えてみましょう。不確定要素を未来の未知の国を訪れるチャンスだと捉えるのです。

これからやってくる出来事に一抹の不安を感じるかもしれませんが、それが何かエキサイティングなことならワクワクできるかもしれません。たとえ、結果的に思惑が外れることになったとしてもです。

自分の過去を振り返ってみると、これをイメージしやすくなります。

たとえば、大きな責任もなく、友人と過ごし、自分のやりたいことを探り当てるためにいくらでも時間が使えた高校時代を、まばゆい至福の時だったと思い起こす人も多いでしょう。

でも、実際の高校生活では、大人になることや大学進学、はたまた就職を前に大きな不安を抱えていたはずです。

それでもなお、高校生活の思い出がよく見えるのは、不確定要素(とそれに伴う不安感)が過去のものだから。人生が実際にはどうなったかが、今のあなたにはわかっているからです。

同様に、10年、20年後の有利な視点から、今のあなたの人生を俯瞰することができたとしたら、顛末がわかっているだけに懐かしく思えることでしょう。

後で懐かしく思えるくらいなら、今から実際にそれをエンジョイしてしまいましょう。人生のうちで、自分次第で決められることは決め、そうでないものは成るがままにしてその成り行きを受け止めましょう。

今目の前にあること・コントロールできることに集中

手中にあるものとコントロールできるものに集中することで、不確定要素で心がかき乱されるのを最小限に抑えることができるはず。

もう1つ。今を振り返った時、どんな狭いところに住んでいたか、どんな豪華な外食をしていたかなどは、きっと気にも留めないことでしょう。

それよりも、友人や家族との時間、仕事での業績やいろんな挑戦をしたことを思い出すはずです。

すなわち、人生のある時点でどれほどお金があったかは、後から思い出しても些細なことだということです。

食いつなぐのに必死な日々だったりすると辛いものですが、それでもあえて、ないものは忘れて、できることに集中しましょう。

No image

幸福の達人 科学的に自分を幸せにする行動リスト50

1,430

Amazonで見る

1,430

楽天で見る

Source: Springer(1, 2), APA PsycNet

Originally published by Fast Company[原文]

Copyright © 2022 Mansueto Ventures LLC.

永木久美/OCiETe

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加