干からびた農地...3年で干ばつ悪化 モロッコ

干からびた農地...3年で干ばつ悪化 モロッコ

  • AFPBB News
  • 更新日:2020/11/21
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干ばつで枯れたオレンジの木々。モロッコの湾岸都市アガディールで(2020年10月22日撮影)。

【AFP=時事】モロッコ南西部の農業が盛んなアガディールの平野では、畑が見渡す限り干からびていた。干ばつにより、農地に供給されていた貴重な水が家庭に回されているためだ。

農家のアハメド・ドリウチさんは、ため息をつきながらオレンジの木を指した。「樹齢は20年近くですが、枯れています。水がもうないんです」と語った。枯れた木々が干ばつの悪化を物語っている。

同地域は3年にわたって干ばつに見舞われており、当局は苦渋の選択に迫られ、やむなく貯水池の水を農地から住宅地へと回すことで100万人近い住民の飲料水を確保してきた。

ドリウチさんによると、当局はアガディールでゴルフコースとホテルの庭への散水に飲料水を使用することを禁止し、代わりに浄化処理した廃水の使用を奨励している。

■井戸水には塩分が

アガディールから約60キロ先にあるアブデルムーメン貯水池は、ほとんど干上がっている。普段は地元民が水浴びをする場所として人気だが、2017年以降、この貯水池から農地に水は供給されていない。

農家に残された選択肢は、めったに降らない雨を待つか、地下水面(地下水の上面)を使い果たす他にほとんどない。地下水面の水資源は近年、乱開発が進んでいる。

同じく農家のアブドルラハマンさんは、井戸からくみ上げた水は「塩気がある」ため、作物に適さないと語った。

当局は、アガディールでの海水淡水化(脱塩)施設の操業計画に期待を寄せている。来年4月の開設予定で、飲料水不足を解消し、一部の農地でかんがいの再開が見込まれている。【翻訳編集】AFPBB News

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