「門前払いは常識を逸脱」人吉の市民団体が抗議文を提出 住民監査請求の却下を受けて

「門前払いは常識を逸脱」人吉の市民団体が抗議文を提出 住民監査請求の却下を受けて

  • KKT熊本県民テレビ
  • 更新日:2023/09/19
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災害公営住宅建設の白紙撤回を求めた住民監査請求が却下されたのを受けて、人吉市の市民団体が抗議文を提出しました。

熊本豪雨で大きな被害を受けた人吉市は、九日町と大工町に災害公営住宅の建設を計画しています。

この計画について、市民でつくる団体は、今月6日、浸水想定地域への建設は市の条例に反しているなどとして、予算の差し止めなどを求める住民監査請求を行いました。

これに対し人吉市監査委員は、「請求を受ける段階では、予算の執行に至っておらず監査請求の対象にならない」などとして、今月11日付けで請求を却下しました。

これを受け、19日市民でつくる団体は抗議文を提出しました。

抗議文では、「申し立ては予算確定後の執行を差し止めるためで、予算を執行されていないことを理由に門前払いするのは法律上の常識を逸脱した行為だ」などと指摘しています。

団体は今後の対応について引き続き、検討するとしています。

井上祐太人吉市監査委員は「抗議内容はしっかり理解した。今後の推移を見守りたい」と話しています。

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