
政府からの勧告を巡り記者団の質問に答える玉城デニー知事=19日午後、スイス・ジュネーブの国連欧州本部
【ジュネーブ19日=大野亨恭】沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う地盤改良工事を巡り、斉藤鉄夫国土交通相が県に設計変更申請を承認するよう勧告する文書を送ったことに、玉城デニー知事は「内容を確認し、対応を検討したい」と述べた。訪問中の国連欧州本部で記者団に語った。
一方、国連人権理事会で人権を重視する議論が続いていることを念頭に、政府が県の訴えを聞き入れない姿勢に関し「国際社会と国内で(認識の)違いがあると感じる」と政府の対応に疑問を示した。