「蜘蛛ですが、なにか?」リレーインタビュー シュン役・堀江瞬&ユーゴー役・石川界人 「“勇者”シュンと“ザ・悪役”のユーゴー、二人の対比に注目!」

「蜘蛛ですが、なにか?」リレーインタビュー シュン役・堀江瞬&ユーゴー役・石川界人 「“勇者”シュンと“ザ・悪役”のユーゴー、二人の対比に注目!」

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  • 更新日:2020/11/20
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左から、ユーゴーを演じる石川界人さんと、シュンを演じる堀江瞬さん (C)馬場翁・輝竜司/KADOKAWA/蜘蛛ですが、なにか?製作委員会

シュン

2021年1月より放送がスタートするTVアニメ「蜘蛛ですが、なにか?」。放送直前スペシャルとして、メインキャスト陣に連続インタビュー。第2回は、シュン役の堀江瞬さんとユーゴー役の石川界人さんの対談をお届け! 正義感に溢れるシュンとそんな彼を敵視するユーゴーは、一体どんなドラマを見せてくれるのでしょうか。

――本作の第一印象はいかがでしたか。

堀江 自分が好きで読ませていただく「異世界転生作品」は、転生するのは主人公だけというパターンが多かったので、クラスメイト全員が異世界に転生する設定が新鮮でした。蜘蛛子サイドと勇者サイドという二つのストーリーに分かれ、それぞれ交わりそうで交わらずに進行していくところも面白くて、一つの作品で二度おいしい作品だなと思いました。

石川 僕も蜘蛛子の視点とシュンたちの視点という、二つの視点があるところが独創的だと感じました。どちらに重きを置いて物語を見ればいいのかを考えるのも楽しいですし、どのような伏線があり、どのように交わっていくのか想像するのも面白い。とにかく先が気になるストーリーです。

――では堀江さんが演じるシュンについて、お二人はどんな印象をお持ちですか。

堀江 シュンはアナレイト王国の第4王子で、転生前も転生後も弱い人や困っている人を見ると放っておけない正義感の強いタイプです。かといって、前世でいじめをしていた人をいきなり断罪するみたいなことはなく、まずはまっさらな気持ちで誰とも分け隔てなく接しようとします。フラットで優しい子だなと思いました。

石川 実は、オーディションでシュンも受けていたので、堀江君のシュンは思っていたよりも柔らかい印象を受けました。確かに、弱きを救うという精神性とそれを実現する力を持っていますし、まわりには彼を慕う仲間がたくさんいるので、一見するとすごい勇者に見えます。でも、決してステレオタイプの勇者ではなく、正義感の強い一般人がたまたま力を手にしたような、そんな素朴さ、純朴さを感じました。

堀江 そうなんです。オーディションでも音響監督に言われました。典型的な勇者感……熱量が高くてかっこよくて強そうな感じを出そうとしたら、「もう少し強さの度合いを下げてください」と。アフレコの第1話でも、強すぎてもダメだし、弱すぎても違うというシュンなりの勇者らしさを監督たちと一緒に調整していきました。

石川 そうだったんだ。

堀江 はい。あとは兄様(ユリウス)への敬愛をもっと強くしてくださいと言われました。アフレコのときに、監督に「どういった理由でシュン役に選んでいただけたんですか」と伺ったことがあるんです。そうしたら、「ブラコンっぽい声質だったからです」と(笑)。

一同 (笑)。

堀江 勇者としての側面も重要だけど、ユリウスに対して見せるような愛の深さもほしかったとのことでした。それもあって愛に溢れた感じ、特にユリウスへの敬愛の精神は強めに出しています。

――では、石川さん演じるユーゴーについてはいかがでしょうか。

石川 誤解を恐れずに言わせていただくと、「すっごく嫌な奴!笑」というのが第一印象です!

堀江 ずっとおっしゃっていますよね(笑)。

石川 シュンと相対する立ち位置で、とにかく独善的で自己中心的な少年です。演出を見ていても、人に嫌悪感を抱かせたり、人の気持ちを逆なでしたりするようなキャラクターとして描かれているなと感じます。例えば細かいところですが、何かを食べるときの咀嚼音をしっかり出すんです。きっと監督は、誰が見てもシュンが“善”であるとわかるように、ユーゴーもまた“悪”として視聴者の方に生理的な嫌悪感を抱かせたいんだなと感じました。王子であり、才能のある人間がその力に溺れて増長していくというユーゴー動きも含めて、ライバルというよりは“ザ・悪役”という印象があります。

堀江 普通に見ると確かに悪に見えると思うんですが、シュンの視点から見てしまうと、かわいそうにも見えてくるんです。強さを求めて努力しながらも、絶対に超えられない勇者という存在がいるわけで、すごく生きづらそうだと感じてしまうというか。ただ、シュンの分け隔てない平等さが、さらにユーゴーをイライラさせてしまうのかもしないですけど……。

石川 確かにシュンから見ると、かわいそうな人間、憐れな人間かもしれないですね。でも、ユーゴーの役割としては、とにかく見る方すべてに嫌悪感を抱かせることが大事なので、僕自身は憐れみを持たれない演じ方を心がけています。言い換えると、彼のバックボーンや考えをあまり意識しないのが大事だと思うんです。善性の象徴としてシュンがいますし、前向きさであれば蜘蛛子がいます。いわゆる救いのある役どころとして演じてしまうと、釣り合いが取れなくなりますし、ストーリーでもシュンへの恨みが募っていくのがハッキリしているので、悪であることを大事に演じるようにしています。

――石川さんと堀江さんは同じ事務所の先輩と後輩ということもあり、アフレコ現場ではお芝居について相談されることなどはあるのでしょうか。

堀江 石川さんに限らずなんですが、自分の中で答えを見つけていくしかないと考えているので、あまり先輩方に相談できないんです。石川さんはどうですか?

石川 僕は逆にわからないことがあったらすぐ相談するタイプですね。今でこそ自分で答えを見つけることが楽しくなりましたが、デビューしたての頃は「こういう表現がしたいけれど、どうしてもそうならないんです。何が原因だと思いますか」って、アフレコのたびに飲み会に参加して先輩に聞いていました。

堀江 すごい!

石川 いろいろ試してみたかったんです。先輩の技を盗むという意味でも先輩が芝居をどう構築しているか聞きたくて。その構築の方法さえわかれば、一度試してみて先輩色になるか、自分色になるか確認できますよね? それで納得できなかったらまた新しい方法を考えるというやり方をしていました。ある意味、ゲームみたいな感じですね。

――ちなみに勇者サイドは揃ってアフレコをされているんですか。

石川 はい、堀江君とはずっと一緒に収録できています。

堀江 あとはフェイ役の喜多村英梨さんとも一緒になることが多いです。この状況下なのでなかなか全員で収録とはいきませんが、蜘蛛子役の悠木(碧)さんと収録が別なのは逆に勇者サイドの世界観に入り込めるという意味ではよかったのかなと思います。

石川 蜘蛛子サイドと別々なのは、もともと音響さんが意図的に分けられていたそうです。

堀江 どんな形で接点を持つようになるのか、今から楽しみですよね。

――勇者サイドで気になっているキャラクターはいますか?

堀江 シュンとしてもイチ視聴者としても、やはりユーゴーが気になります。ユーゴーとの対立関係がどうなるのか、特に序盤では一番ドラマのある二人だと思うので。あとは……ユーリでしょうか。

石川 ユーリは怖い!

堀江 一番、危うさがありますよね。神言教という宗教の信者なんですが、どこか狂信者めいたところがあって。でも、ちょっと病んだ感じがけっこう好きだったりします(笑)。

石川 ギャップで言うと、シュンの妹のスーもかわいいなって思います。普段はすごくクールなのに、シュンには兄様、兄様って甘えてしまうところ。

堀江 シュン以外の女の子には警戒心強めなんですよね。もう、みんな同じクラスメイトなんだから、不穏な感じはやめて仲良くしようよって思っちゃいます。

石川 あとは、もともと男の子なのに女の子に転生したカティアも気になります。女の子として振る舞う中で、男の子としての心はどうなっていくのか。いつも一緒にいるシュンとはどうなるのか。そして、その心情を東山(奈央)さんがどんなお芝居で表現されるのか。すべてが楽しみです。

――ありがとうございます。では、放送を楽しみにしているファンの方へ一言いただけますでしょうか。

石川 「蜘蛛ですが、なにか?」というタイトルの通り、蜘蛛である「私」が獅子奮迅の活躍を見せます。僕自身も、小さな蜘蛛が映像としてどんな戦いを見せてくれるのか楽しみにしておりますので、皆さんも期待して待っていてください。また、勇者サイドは人と人との関わりの中で、いろいろなドラマが生まれていきます。そちらにも注目していただけたら嬉しいです。

堀江 二つの物語が同時に進行していく、まったく新しい「異世界転生作品」になると思います。毎話、30分という限られた時間ではありますが、その時間以上にボリューミーな内容になっていきますので、それぞれのキャラクターがどんな活躍を見せるのか楽しみにしていただけましたら幸いです。

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