「パワハラない」村長側反論 村職員は法廷で「将来展望見えない」

「パワハラない」村長側反論 村職員は法廷で「将来展望見えない」

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2021/09/15
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"熊本地裁=熊本市中央区京町1丁目"

熊本県水上村の中嶽弘継村長からパワーハラスメント(パワハラ)を受けてうつ病を発症したなど精神的苦痛を受けたとして、男性職員(53)が村と中嶽村長に対して約530万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回弁論が15日、熊本地裁(佐藤道恵裁判長)であった。被告側はパワハラ行為がなかったとして争う姿勢を示した。

熊本・水上村長が「パワハラ」か 休職した職員が提訴へ

訴状によると、男性は2007年から総務課に所属し、村長車の運転に従事。中嶽村長の初当選から1年余りが経った16年からパワハラが顕著化し、男性が運転中、対向車に村民が乗っていれば深く頭を下げるよう強要されたり、2時間近く運転を続けてもトイレ休憩を許されず「膀胱(ぼうこう)がおかしいのか」と言われたりしたとしている。「懲戒にする」「今度査問委員会をする」との発言もあった、とも訴えている。

この日は双方が意見陳述を行った。

男性は適応障害やうつ病などを診断されて20年6月から休職しているといい、「将来の展望が見えず、病状もいまだに改善していない」と訴えた。

被告の代理人弁護士は、「トイレ休憩」について「具体的な主張内容が不明」と指摘。ほかの原告の主張についても「大半は信用性のないもの」「原告は一貫して村長車の運転手を希望し、配置転換を求めたことがない」などと反論し、パワハラ行為は認められないと主張した。(屋代良樹)

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