
9月16日から18日まで開催された第42回全日本ジュニア選手権(愛知・ウィングアリーナ刈谷)は、大会最終日の18日に各種目の準決勝、決勝戦が行なわれた。ここでは、高校生を中心としたジュニアの部・男子シングルスをダイジェストでお伝えする。
【男子シングルス】

17日までに行なわれた準々決勝の結果、準決勝のカードは山田琉碧(福井工大附福井高)対川野寿真(ふたば未来学園高)と、松川健大(ふたば未来学園高)対中静悠斗(ふたば未来学園高/上写真)となった。この準決勝ではまず、同校対決の松川と中静の試合で中静が21−18、21−15とストレート勝ちして決勝進出。もう一つの対戦では、大接戦となったファイナルゲームを山田が20オールから攻めきって勝利した。

山田(上写真)と中静の対戦となった決勝戦。中静は「自分がどんどん攻める展開をつくっていった」と第1ゲーム終盤の競り合いを「最後は気持ちで押し切った」(中静)と22−20で先制。すると、中静は第2ゲームに入ってもラリーの主導権を握り、最後は単複の連戦で疲れの見える山田を、15本で仕留めてタイトルを獲得した。
【優勝者コメント】

優勝中静悠斗ふたば未来学園高(2年/福島)
「うれしいです。自分はあまりシングルスが得意ではないので、楽しむだけだと思っていました。毎回、楽しんで試合に入れていたと思います。決勝はオールショートのような感じでプレーをして、どんどん攻める展開をつくっていけたと思います」
【結果(18日)】
▼準決勝
山田琉碧(福井工大附福井高)②〔21−19、15−21、22−20〕1●川野寿真(ふたば未来学園高)
中静悠斗(ふたば未来学園高)②〔21−18、21−15〕0●松川健大(ふたば未来学園高)
▼決勝
中静悠斗②〔22−20、21−15〕0●山田琉碧

準優勝山田琉碧福井工大附福井高(2年/福井)

3位松川健大ふたば未来学園高(2年/福島)

3位川野寿真ふたば未来学園高(1年/福島)
取材・文/吉井信行
写真/井出秀人