
会見する松野博一官房長官=25日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)
松野博一官房長官は25日午前の記者会見で、偽情報の拡散などロシアや中国が仕掛ける情報戦に対応するため「情報の集約・分析、対外発信の強化、政府外の機関との連携強化などのための新たな体制を政府内に整備する予定だ」と明らかにした。「政府全体で偽情報などに効果的に対応することを目指していく」と強調した。
政府は来年4月を目指し、内閣官房に「戦略的コミュニケーション室(仮称)」を新設する方向で検討を進めている。松野氏は「偽情報の拡散は、普遍的価値に対する脅威であるのみならず、安全保障上も悪影響をもたらし得るものだ」との認識を示した。