「市販車のGR86の面白さを伝えられれば」というapr GR86 GT。30号車のドライバーたちも気合十分

「市販車のGR86の面白さを伝えられれば」というapr GR86 GT。30号車のドライバーたちも気合十分

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  • 更新日:2022/01/15
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1月14日、千葉県の幕張メッセで開幕した東京オートサロン2022で、スーパーGT GT300クラスに参戦するaprが、新型トヨタGR86をベースとした『apr GR86 GT』を公開した。2022年、開発を担ったaprでは30号車が使用することが明らかにされたが、発表会では、金曽裕人代表が開発のポイントを語っている。

市販車でも大きな注目を集めているトヨタGR86が、スーパーGT GT300クラスにも登場することになった。これまで、プリウスPHV GTやGRスープラGTなどを手がけてきたaprが開発したGT300規定車両だが、開発に1年をかけてきたというこのapr GR86 GTは「まず、我々の今までの設計は『100分の1』で作ってきましたが、このGR86を作るにあたり、トヨタ自動車さま、レイズ社と同様、『1000分の1』の精度で作ったクルマだと思ってください。非常に精度が高い工業製品としてできあがっていると思います(金曽代表)」というものだという。

開発にあたり、基本設計はトヨタ、TRDの最新手法を採り入れ、apr独自の設計思想を盛り込んだ。またカーボンパーツの多用、レイズの高剛性ホイール、そして天然繊維素材を採用するなど、新たな手法を採り入れた。さらにaprが次に目指したのは、「ドライバーが操って楽しい、チームメンバーが最終的に笑顔でレースに携われるクルマを作ってみたいと思いました」というものだ。

そして金曽代表は、現代のGT300車両で非常に重要な空力開発について、「このGR86は、市販車の状態での空力パフォーマンスが非常に素晴らしいんです。我々が今回コンセプトにしたのは、素材の良さをしっかり活かそうということ。前から見ていただければ分かると思いますが、『非常にGR86』なんです」と、市販車の状態をそのままフロントに採用したと語った。

「GR86はスーパーGTにそのまま参戦できる形状をもったクルマなんです。そしてもうひとつ、ホイールベースとコクピットの大きさ、GTカー特有のリヤウイングをつけたときに、下面で出すダウンフォース、ウイングに当たる風など、『GR86ってすごいんだな』と感じました。市販車のGR86は本当に面白いクルマだと思うので、そのあたりもこのクルマから伝えられればと思います」

金曽代表もその後発表時に語ったが、細かなディテールなど、オートスポーツ本誌でもお届けする予定だ。

そして、このGR86を待ち望んだのはドライバーふたりも同様だ。「今回、新型GR86で参戦させていただくことになりました。2021年まではプリウスapr GTで参戦していましたが、新型車両ということもあり、より活躍することができればと思います」というのは、いまやジェントルマンドライバーらしからぬ速さでGT300に挑戦を続ける永井宏明。

「また私はドライバーでもありますが、トヨタ販売店の社長でもあります。GR86のイメージが上がるようなシーズンを戦えればと思っています」

そして、自らGR86をすでに入手し、チューニングを行っている織戸学も「今季、GR86がデビューするということで、以前から楽しみにしていたこともあり、ドライバーとしてこれ以上の喜びはないんじゃないかというくらい楽しみにしています。街中でもGR86に乗り、サーキットでもGR86に乗るという、公私ともにGR86と過ごすシーズンにしたいと思っています」と喜びを語った。

aprの技術で生まれたGR86は、まだ台数も増えるのではないかとも言われている。その先陣を切って発表されたapr GR86 GTのパフォーマンスは、2022年シーズンの焦点のひとつとなりそうだ。

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東京オートサロンでお披露目されたapr GR86 GT

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東京オートサロンでお披露目されたapr GR86 GT

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東京オートサロンでお披露目されたapr GR86 GT

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バーチカルフィンやウイング翼端板に天然繊維素材が使用される。

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