【菅首相記者会見詳報】(4)「4つの対策で効果は必ず出てくる」

【菅首相記者会見詳報】(4)「4つの対策で効果は必ず出てくる」

  • 産経ニュース
  • 更新日:2021/01/13

政府分科会・尾身茂会長「私自身は罰則について、分科会のメンバーの中でも、むしろ罰則というよりはしっかりと協力してもらえるような仕組みですよね。支援の仕組みというのをした方がいいんじゃないかという意見もある。それと同時に、一定程度の最低限の罰則というのも場合によってはやむを得ないんじゃないかという両方の意見があります。むしろわれわれ専門家の方としては、今までこういう立場として1年以上感染症対策に直接に関与をさせていただいた。そういう中で、実は今の感染症の改正も、あるいは(新型コロナウイルス対策の)特別措置法の改正もですね。われわれ、こういう部分をもしかして改善していただければもっと感染対策が進んだろうと思うところがあります」

尾身氏「それは例えば一つだけ今挙げますと、われわれ、対策をするにおいて最も大事なことの一つは、重要な疫学情報。もちろん個人情報を守るという条件ですけれども、なるべく早く迅速に、自治体間、あるいは自治体と国の間で共有するということは極めて重要だと思うんです。けれど、それが今回さまざまな理由で、われわれが望むレベルには必ずしも到達(していない)。これについてはぜひ国会で、感染症法をあるいは特措法を改正するときに、罰則とあるいは協力金にするのかという議論を(してほしい)。お金のことと同時に、実際どういうことがあったんで感染症対策が進まなかったということを十分。われわれはそのことについて、しっかり問題提起をさせていただく。そういうことも含め、議論していただければと思います」

--日本は米国のように万単位の新規感染者数が出るところと比べれば水準が違う。にもかかわらず医療崩壊の可能性が指摘されている。医療体制に根本的な問題があるのではないか。

首相「まず、国によって医療提供体制の状況だとか、医療に対しての考え方。これは、国によって違うというふうに思っています。わが国では、コロナ対応の医療機関は通常、診療を行いながら、その上に乗せる形で、新型コロナのための診療を実施してもらっています。感染拡大が続く中、まずは必要な医療、その提供を受けられるように病床を確保していく。このことが極めて重要だというふうに思います」

首相「冒頭、私申し上げましたけれども、国と宣言対象の都道府県、その間に連絡会議を設けて、緊密に連携をしながら、地域のあらゆる医療資源を総動員して、まずそういう中で、コロナに対応する病床を確保していくことが大事だということであります。それで、都と国がまさに一体となって、財政的支援を国はさせていただきますから。そうしたことの中で、今年に入ってから東京都によって500床が確保することができたという報告は受けております。こうしたことを全国に広げていくことが大事だというふうに思っています。いずれにしろ、体系が違いますので、比べることはなかなか難しいと思いますけれども、日本の事情はそういうことであります」

--首相は大阪府の(午後9時までの)営業時間短縮要請で効果が出ていると高く評価していた。しかし今回、緊急事態宣言を発令することになった。飲食店への時短要請で対策は十分か。今後、休業要請などより強い措置を取る考えはあるか。

首相「今回は、これまでの1年間、このコロナ対策を行ってきた。その学習効果として、徹底的に対象を絞って、効果が上がるものに行っていきたいと思っています。まず飲食店につきまして、今回午後8時までの時間短縮をお願いします。実は私申し上げた当時、大阪は午後9時までの時間短縮でありました。これは場所によって違うと思います」

首相「そういう中で、さきほど尾身先生からお話ししましたけど、一時、去年の暮れぐらいは下降になってきたということも事実でありますので、私、そうしたことを申し上げました。今回はさらにですね、午後8時までの(営業時間)短縮と同時にテレワーク7割、午後8時以降の不要不急の外出の自粛、またイベントの入場制限。この4つの対策をお願いをしますので、そこは効果は必ず出てくる。このように考えてます」

No image

緊急事態宣言地域に7府県が追加され会見で記者団の質問に答える菅義偉首相。奥は新型コロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長=13日午後、首相官邸(春名中撮影)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加