ホンダ・CBR250RRと共に神田明神で交通安全のご祈祷を受けてみた

ホンダ・CBR250RRと共に神田明神で交通安全のご祈祷を受けてみた

  • ASCII.jp
  • 更新日:2020/11/22
No image

神田明神(神田神社)の隨神門と筆者のCBR250RR

人生初バイクとして、この秋Honda「CBR250RR」(2020年モデル)を迎えた筆者。新車ということもありますが、そももそバイク運転は不慣れゆえ、立ちコケを含め事故やケガは避けたいところ。そこで神田神社(神田明神)で交通安全祈願のご祈祷を受けてきました。こういうの、大事ですよね。

No image

神田神社の御神殿。昭和9年に竣功した、鉄骨鉄筋コンクリート・総朱漆塗の社殿だ

神田神社は西暦730年に創建された、都内有数の歴史をもつ神社です。神田、日本橋、秋葉原、大手町、丸の内、築地魚市場など108町会の総氏神さまと知られ、江戸総鎮守としても知られています。

No image

隨神門の近くにある神田神社の説明

神田神社には、縁結びの神様である大己貴命、商売繁昌の神様である少彦名命、そして除災厄除の神様である平将門命の3神が祀られています。近年は秋葉原から近いこと、そして某アニメ番組の聖地ということもあって、多くの人が訪れています。

No image

明神男坂。その昔、石段には灯篭が並び、江戸湾の灯台としての役割もはたしていたという

No image

男坂は見た目以上の急階段。この階段はアニメでも度々登場していた

今でもアニメの1シーンと同様、神社の境内にある明神会館のわきから、東に下る石段の坂「明神男坂」を駆け上がる人がいらっしゃるとか。歴史ある神社ですので、格調高いと思われがちですが親しみやすさを感じます。

No image

2年前にオープンした神田明神文化交流館。1階には土産物屋や飲食店、2階と3階はイベントホール、地下と4階にもイベントスペースを設けている

No image

1階の土産物屋スペース

No image

ワンハンドフードなどを販売するエリアもある

No image

日本の宗教に関する歴史書物も販売する

No image

神社声援と書いてジンジャーエルと読む。心願成就のお祓いを受けたもので、3本入りで1200円。瓶を返却するとご祈祷を受けた御縁玉(5円玉)と引き換え可能

親しみやすさでいえば、神田神社創建1300年記念事業の一環として2018年12月15日にオープンした神田明神文化交流館も見逃せない施設。1階にはお守り等の授与品のほか、神棚、果ては歴史や文化に関する書籍を販売しています。日本の神社などの本は書店で「宗教」の棚に置いてあることが多く、なかなか立ち寄ることはありませんから新鮮です。そのほか、カフェスペースなども。ユニークなのは神社声援と書かれた「ジンジャーエール」。3本1200円で、飲んでみるとしっかりとした生姜の辛さと風味が楽しめました。

No image

最近見かける家が少なくなった神棚

信仰心が薄いためか、神社仏閣にはあまり興味がなく、神田明神に訪れるのは数年ぶりでしたが、久々に訪れるとかなり新鮮。境内を巡ると失礼ながら「意外と面白い」というのが正直な感想。アミューズメント施設がなかった昔、神社仏閣は神聖な場所でありながら庶民にとって娯楽の場でもあったというのを本で読んだことがあります。なるほど、確かに昔の人はこうして楽しまれていたのだなと垣間見えますし、神社応援というダジャレのような飲料も納得できるというものです。

無料の駐輪場がバイク乗りに優しい

No image

神田明神の裏側にあるバイク置き場

まずはバイクで神田神社に向かいます。駐輪場は境内上手、明神会館の裏から奥にあります。ちなみに料金は無料。参拝者としてはうれしい限りです。

No image

神田明神文化交流館のお守りやお札の授与所の隣が、参拝者受付だ

交通安全祈願の祈祷を受ける際、事前予約は必要ありません。受付時間は、午前9時~午後3時45分(※時期により時間が異なります)、神田明神文化交流館内の窓口で申し込み用紙に必要事項を記載の上、初穂料1万円を納めるだけです。祈祷料は4輪も2輪も同じ金額とのこと。近年はロードバイクの交通安全祈願をする方が増えているそうです。

No image

ご祈祷受付で必要事項に記載する。初穂料は1万円で、ネットによるとのし袋に入れてお渡しするのが作法とのことだったが「裸でもいいですよ」とのこと

No image

受付が終わると、浄衣(首かけ)が渡される

受付を済ませると、浄衣(首かけ)が渡されます。これをかけて待ちます。その間(もしくは受付前)に、車両を境内上手の車祓場に移動させておきます。手押しする必要はないようですが、参拝される方が多いうえに、車祓場のすぐ近くに神馬の明(あかり)ちゃんがおりますので静かに入場しましょう。

No image

バイクを境内上手側の車祓所に置く

No image

車祓所の地面はやや傾斜しているので、バイクが倒れないよう注意すること

No image

神馬の明(あかり)ちゃん。上の写真のピンクのノボリがある位置で暮らしている

神田明神文化交流館内の待合場所で待っていると、巫女から「お待たせしました」との声が。巫女さんの後に続いて、社殿内の拝殿に案内されます。

厳かな雰囲気の中、お祓いを受ける 基本的には巫女さんの指示通りに!

社殿内は境内とは隔絶された、凜とした空気が漂います。なにより、ご祈祷の作法などまったくわからない筆者はオドオドしっぱなし。ですが巫女さんが「お立ち下さい」「お座りください」などとアナウンスしてくれるので、それに従えば問題ありません。

No image

参拝者の罪穢を祓う修祓

着席すると、太鼓が叩かれてご祈祷が始まります。最初に受けるのは、神職が祓詞(はらいことば)という短い祝詞を読み、大麻(おおぬさ)で参拝者をお祓いする修祓(しゅばつ)という儀式。参拝者の心身についた罪穢(つみけがれ)を祓うようです。

No image

祝詞奏上の様子。参拝者は頭をさげて宮司が読み上げる祝詞に耳を傾ける

No image

巫女から福鈴を授かる

続いて祝詞奏上(のりとそうじょう)。神職が参拝者に代わって大和言葉(古語)で神様に祈願内容を伝えます。祝辞の間は、頭を下げながら、神職の言葉に耳を傾けます。基本的に何を言っているのかよくわからないのですが、時折自分の名前やバイクのナンバーが聞こえます。その後、巫女から福鈴を授かります。

No image

玉串を受け取るところ

No image

玉串を捧げて二拝二拍手一拝をする

自分が神様にお祈りをする番がやってきました。玉串拝礼(たまぐしはいれい)です。巫女が琴を奏でる中、まず神職から榊の枝に紙製の紙垂(しで)がついた玉串(たまぐし)を渡されます。玉串を持ってご神前まで進み、玉串に願いを込めて明神様に捧げ、二拝二拍手一拝して参拝します。

拝殿での儀式はこれで終了。通常のご祈祷では、この後に神酒拝戴(しんしゅはいたい)という神様の力が込められた日本酒を頂くようですが、その後、運転することもあり、お酒を頂くことはありません。

No image

バイクをお祓いしている様子

続いてバイクが置かれている場所へ向かいます。神職がバイクに大麻(おおぬさ)でお祓い。神職が四方で大麻を振るう姿を見ながら、改めて交通安全を祈願しました。

No image

新しくなったCBR250RRに興味津々の宮司さん

最後に神職のお話を伺うのですが、担当された宮司さんはかなりバイクがお好きのご様子。しげしげと眺めた後「このバイク、新しいCBR250RR? 41馬力でしょ? 凄いね」とお話されるから驚くではありませんか。さらに「昔、2ストに乗っていたんだけどねぇ。あの音は良かったなぁ。エンジンかけてみてよ」とまで。境内でエンジンかけていいのか? と思いながらもセルを回すと「やっぱり昔と違って静かなんだね」「メーターもデジタル表示なんだね」とも。失礼ながら見た目とイメージで縁遠いと思っていた宮司さんですが、かなりフレンドリーな方でした。

No image

交通安全のお守りと車両に貼るステッカー

No image

左から湯飲み、神札、免許ケース

No image

免許ケースにはお守りが封入されている

No image

バイクのリアフェンダーにステッカー守をペタリ

ご祈祷を受けた後、撤下品を受け取ります。これが意外と多くて驚き。紙の手さげ袋をいただいたのですが、小さなバックパックには入らず「どうやって持って帰ろうか」と考えてしまったほどです。気になる中身は、車体に貼る交通安全守のシール、交通安全守、神札のほか、お守り付き免許ケース、神社声援、湯飲み、海苔、各種フリーペーパーなど。交通安全守はクルマのフロントガラスなどへ付ける際に便利な吸盤がついています。ですが、オートバイの車両につけるには……でして、現在クルマのフロントガラスに貼っています。交通安全守のシールは、リアタイヤのフェンダーにペタリ。お札は神棚がないので、玄関の高い場所にお祀りしました。

ご祈祷を受けたからといって、事故に遭わないわけではありません。普段から安全運転の心掛けが何よりも大切。ご祈祷は「神様に安全運転を誓う」行為なのかもしれません。そのような事を思いながら、今日もバイクに乗っています。

■関連サイト

Honda CBR250RR

神田明神

栗原祥光(@yosh_kurihara)取材協力●神田明神 編集●ASCII

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加