菱洋エレクトロ、ネットワーク接続不要で複数家電を音声操作できるリモコン開発

菱洋エレクトロ、ネットワーク接続不要で複数家電を音声操作できるリモコン開発

  • 財経新聞
  • 更新日:2022/11/25
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しゃべリモ(画像:菱洋エレクトロの発表資料より)

菱洋エレクトロは24日、ネットワーク接続なしで家電を操作できる音声認識マルチリモコン「しゃべリモ」を開発したと発表した。開発は、照明など光技術を用いた製品の開発・製造販売を手がけるホタルクスと協業で行った。スマートスピーカーなど従来の音声認識システムは、WiFiやクラウドを用いるため、ネットワーク環境に動作が左右される。しゃべリモはそうした課題を解消するという。

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しゃべリモで操作できるのは、赤外線リモコンで操作可能な、照明・テレビ・エアコン・扇風機の4つの家電。スマートスピーカーなどと同様、利用者の音声で電源のオンオフなどができる。音声認識システムと赤外線の技術を用いて家電を動作させる仕組みだ。

音声認識システムには、菱洋エレクトロの開発技術を搭載。システムのベースとして、中国の総合半導体メーカーSILAN(シーラン)のオフライン型・音声認識ICを活用し、ネットワークを介さないICチップ内での音声認識処理を実現している。

複雑なセンテンスの理解は難しいが、「音量下げて」「冷房にして」など簡単なフレーズを判別する。また音声認識には、日本語に特化した音声認識アルゴリズムを開発して搭載している。

ホタルクスは、旧NECライティングから分社独立・事業継承し2019年4月に営業開始した、創業69年の歴史を持つ老舗企業。「照明+α」の提供を目指し、しゃべリモを手がける前の22年4月から、照明器具を軸とした類似のリモコンサービスを展開していた。

展開中のサービスでは、天井照明の配線器具であるシーリングアダプタを同社のIoTアダプタ―「HotaluX LINK(ホタルクスリンク)」に交換し、スマートフォンの専用アプリで各家電を登録してリモコンとして活用するものがある。ネットワーク環境を用いたスマート家電リモコンサービスとして提供している。同サービスは評価を得ている一方で、利用者からは簡単な設定方法を求める声もあったという。

そうした背景も受けて製品化されたしゃべリモ。ネットワーク接続不要という点も含めて、機器導入時の簡単さが特徴となっている。設置は、USB電源アダプタに本体を差し込むだけ。本体にあらかじめ国内主要メーカーのリモコンコードをプリセットしており、操作を行う家電は、しゃべリモに「エアコン設定モード」などと話しかけ、該当家電の電源ボタンを押すだけで登録できる。

しゃべリモは、11月25日よりAmazonで先行予約販売を開始。その後は、12月9日より順次販売網を拡げていく方針だ。

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