【Jリーグ】秋春制シーズン移行で100億円サポートも「すべてのクラブが平等にはならない」

【Jリーグ】秋春制シーズン移行で100億円サポートも「すべてのクラブが平等にはならない」

  • 東スポWEB
  • 更新日:2023/11/21
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秋春制への移行を検討しているJリーグ(写真はイメージ)

Jリーグが21日に実行委員会を開催し、秋春制へのシーズン移行に関する議論を行った。

会議ではシーズン移行に伴うJリーグからのサポートも議題に上がった。会議後に取材に応じたJリーグの青影宜典・執行役員は「財源の話は9月くらいからスタートして、複数回コミュニケーションを取っている。前回までは我々の内部留保70億円を前提にとお伝えしたが、積み上げていけば100億円程度になる可能性はある」と説明。

「シーズンが変わると冬場のキャンプの日数が増えたり、夏場のキャンプの実施の必要性も高まってくる。そういったキャンプ費用の補てん。現状我々が予想できていないリスクがあるかもしれないので、それに対する対応費。あとは降雪地域の練習施設の施設整備。この後、それぞれにどのような形で補てんをするのかというところは議論を深めて決定していきたい。100億円規模のサポートをできるように考えたいとクラブと議論している」と大規模サポート案を明言した。

ただ、100億円規模の使途については「本当にいろんな案が出ている。みなさんの意見を聞くと、いくつも案が出てきていて収斂させている。今最終的にいくつかの案で、どれがいいかで(結論に)向かいつつある」とした上で「すべてのクラブが平等に得られることにはならない可能性がある」と言及。

「誤解を恐れずに言えば、降雪地域のクラブにおいてもそれぞれ事情が違う。降雪地域以外のクラブにおいてもそれぞれ事情が異なる。そもそも今の時点でシーズンを移行しようがしまいが、それぞれの経営環境はそれぞれの地域によって違う。それらをすべて踏まえた上でみなさんにとって公平な案を作るのは、かなり難易度が高い」とクラブによって分配される金額に差が生じることになる。

「ただ僕らはそこを諦めずに、目指しながらもある程度みなさんの納得感が得られるところまでは作っていきたい」。Jリーグはシーズン移行が実現しても、サポートを巡って難しいかじ取りを迫られそうだ。

東スポWEB

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