「魔女の旅々」リレーインタビュー イレイナ役・本渡楓【前編】「イレイナは演じ方が無限にある女の子!」

「魔女の旅々」リレーインタビュー イレイナ役・本渡楓【前編】「イレイナは演じ方が無限にある女の子!」

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  • 更新日:2020/10/17
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TVアニメ「魔女の旅々」より (C)白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

TVアニメ「魔女の旅々」より

あてもなく、気ままに諸国を旅する少女・イレイナ。行く先々でさまざまな文化や慣習に触れ、幾多の人と出会いを果たしますが、旅人である彼女は決して一か所に留まることはなく、再び旅の途へと戻っていきます。これはまだ若き魔女の、出会いと別れの物語――。

TOKYO MXほかで放送中の「魔女の旅々(魔女旅) 」。WebNewtypeではそんな本作の魅力を掘り下げるべく、スタッフやキャスト陣へのリレーインタビューをお届けしていきます。連載第5回は、イレイナを演じる本渡楓さんにお話をうかがいました。

――まずは本作に出会ったときのことから教えてください。

本渡 原作がGAノベルから発売される際のPVでナレーションを担当したのが始まりです(編注:PVは2016年4月15日よりYouTubeで公開中)。「魔女旅」がGAノベル創刊第1弾作品のひとつということで、ほかのいくつかの作品のPVといっしょに担当させていただきました。

――その時は「魔女旅」に触れてどのように感じましたか?

本渡 独特な言い回しが多くて、それが独自の雰囲気を醸し出している作品だと感じました。その後、何かの番組で原作の白石定規先生のメッセージを代読させていただくことがあったのですが、その文面が作品とまったく同じ雰囲気で。「魔女旅」が持つ独特な雰囲気は、白石先生そのものなのだなと気づきました。

――原作を読んでの感想も教えてください。

本渡 イレイナの旅路を描く物語とは存じていましたが、その旅が本当に波乱万丈でビックリしました(笑)。連作短編式ということもあり、コミカルなお話がある一方で、ちょっと残酷だったり、心にモヤっとするものが残るようなお話もあったりして……。お話の振り幅が大きくて、そこがまた印象に残りました。

――その後、原作ノベル特装版に付属するドラマCDで、ナレーションではなくイレイナを演じることになりました。

本渡 実は、最初はすごくつかみどころのない子だなと思っていたんですよ。いざ演じようとしても、本当にイヤだと思っているのか、お世辞ではないのか、本当に楽しんでいるのか……と、彼女は発する言葉と本心が一致していないことが多い気がしていて。まるで演じ方の可能性が無限にあるようで、戸惑いを覚えることもありました (笑)。

――アニメのアフレコをされている今はどう感じておられますか?

本渡 ドラマCDは本編の幕間にあたるコミカルなエピソードやかけあいが多かったのですが、アニメは原作通りのお話を描くことで、シリアスなイレイナも描かれています。ドラマCDの収録を通じて彼女がどんな子なのか分かったつもりでいたのですが、また私の知らない(=演じるのは初めての)イレイナに出会ったなと感じました。

アニメになったことで、ビックリしたときはこんなに口を開けるんだ、イヤなときは表情をここまで表に出すんだ……などということが初めて分かって、アフレコに行くたびに新たな発見の積み重ねです。私が思っていたより、年相応の顔をする女の子でした。

――第1話のアフレコを終えての感想を教えてください。

本渡 ドラマCDから(作中の)時系列をさかのぼって、イレイナの成長と旅立ちまでを演じられて本当によかったと思いました。イレイナの心の在りようや移り変わりがしっかり描かれているからこそ、今後彼女がふてぶてしい態度などを取ることがあったとしても、見てくださるみなさんが「彼女らしいな」と思いながら見ていられると思いますので。

原作は拝読していましたが、イレイナの大泣きぶりや、フラン先生の"試験"の苛烈さなどが想像以上で、発見がたくさんありました。フラン先生を演じる花澤(香菜)さんのお芝居もドラマCDの時よりグッと抑えられていてミステリアスな感じが強く、それゆえにちょっと怖い印象もあって。私も、イレイナと同じ気持ちで演じられたと思います。

――窪岡俊之監督や、音響監督の藤田亜紀子さんなどからのディレクションはどのようなものがありましたか?

本渡 音響監督の藤田さんにはドラマCDの頃からお世話になっていますが、独特な誉め言葉をたくさん持っておられる方で、いつもビックリしています。「よ、世界一!」とか「So, beautiful! オッケー、次いこう!」などとおっしゃられるんですよ。初めて聞いたときは「え、え、どういうこと? OK? 今のお芝居でOKなの!?」って(笑)。

――それは戸惑ってしまいそうですね(笑)。

本渡 具体的なディレクションとしては、イレイナが旅先で出会う人たちに対して、どこまで深く関わるか、彼らが困っているときに手を差し伸べるのかそうしないのか……などがシチュエーションによって異なりますので「そこはもっと他人行儀でいいよ」などと、その時々のイレイナの心の持ちようについてフォローをいただいています。でも、私個人としては手を差し伸べてあげたいのに、物語としてはそういう展開にならないこともあって……。

――そういう時は、やるせなさを覚えますか?

本渡 とてもやるせないです(笑)。特に第3話は、AパートとBパートがそれぞれ別のお話なのにどちらもバッドエンドと言えるような内容でした。もしかしたら、イレイナが助けようと思って動いたら結末は変わったのかもしれませんが、無用な危険を回避するという意味では、首を突っ込まないのも正しい選択肢ではあるんですよね。

――イレイナは頭の回転が早かったり、ドライともいえる態度を見せたり、時にはお金にガメつかったりとさまざまな一面を持つ少女ですが、本渡さんだったら、そんな彼女とどのように接すれば仲よくなれると思いますか?

本渡 うーん…お世辞や愛想笑いをしないこと、でしょうか。そういう態度はすぐに見抜かれて、距離を置かれてしまう気がします。仲良くなりたいという気持ちを素直に前面に出して、まずは自分のことを知ってもらう。それから「あなたのことも教えてほしいな」と。

…いや、これで本当に仲よくなれるかな……? でも、仲良くなるならこちらから誠実に歩み寄っていくのが大切だと思います。あとは…お金をちらつかせることでしょうか!?「おごるから」と食事に誘ってあげればいい気がします!(笑)

次回の「魔女の旅々」リレーインタビューは、引き続きイレイナ役の本渡楓さんにお話をうかがいます!

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