米9月コアCPI、前月比0.2%上昇―8月から伸び加速、市場予想と一致

米9月コアCPI、前月比0.2%上昇―8月から伸び加速、市場予想と一致

  • モーニングスター
  • 更新日:2021/10/14
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<チェックポイント>●家賃が加速―航空料金と中古車、アパレルは低下

●前年比4.0%上昇―8月から横ばいも高止まり続く

●全体指数はエネルギーなど上昇で前月比0.4%上昇―市場予想上回る

米労働省が13日発表した9月のCPI(消費者物価指数)は、FRB(米連邦準備制度理事会)が重視しているコアCPI(価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたもの)が前月比0.2%上昇と、8月の同0.1%上昇を上回り、3カ月ぶりに伸びが加速した。市場予想の同0.2%上昇と一致した。

前年比は4.0%上昇と、8月と変わらずとなり、市場予想の4.0%上昇と一致した。7月の4.3%上昇や、91年11月以来、29年7カ月ぶりの高い伸びとなった6月の4.5%上昇を下回っているが、インフレの高止まり状態が続いている。経済活動の再開が進む一方で、サプラ寄り、財やサービスの価格が値上がりしているためだ。、財やサービスの価格が値上がりしているためだ。

コア指数の前月比の内訳は、航空運賃が6.4%低下(8月は9.1%低下)、中古車(乗用車とトラック)も0.7%低下と、2カ月連続で低下し、アパレルは1.1%低下(8月は0.4%上昇)となった。病院は0.1%低下、自動車修理は横ばい、コモディティ(国際相場商品)は0.2%上昇と、8月の0.3%上昇から伸びが鈍化した。一方で、自動車保険は2.1%上昇と、8月(2.8%低下)から上昇に転じ、新車も生産コスト上昇で1.3%上昇となった。

CPIの構成ウエートの約3分の1を占める「シェルター」価格(家賃・宿泊費)は、帰属家賃(OER、持ち家でも借家と同様に住宅サービスを受けているとして家賃で評価したもの)が0.4%上昇(8月は0.3%上昇)と、伸びが加速した。ホテル宿泊料はデルタ株感染拡大による旅行需要減少で、0.6%低下(8月は3.3%低下)となったが、全体では0.4%上昇(8月は0.2%上昇)と、加速した。

全体指数(季節調整後)は前月比0.4%上昇と、8月と市場予想の0.3%上昇を上回った。エネルギーは依然強い伸びを示し、食品が急加速している。

エネルギーのうち、ガソリンは1.2%上昇と、8月の2.8%上昇からさらに伸び、重油は3.9%上昇と、8月の2.1%低下から急加速した。また、電気・ガス料金も2.7%上昇(8月は1.6%上昇)と加速した。この結果、エネルギー全体では1.3%上昇となったが、8月の2.0%上昇からさらに伸びた。

食品は0.9%上昇と、8月の0.4%上昇の2倍以上の伸びとなった。食品のうち、レストランなどで提供された外食価格は0.5%上昇と、8月の0.4%上昇をやや上回る程度だったが、自宅調理用の食品は1.2%上昇(8月は0.4%上昇)と、急加速した。

全体指数の前年比は5.4%上昇と、8月と市場予想の5.3%上昇を上回り、08年7月(5.6%上昇)以来13年ぶりの高い伸びとなった7月と6月の5.4%上昇の水準に戻った。

<関連銘柄>NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、NYダウベア<2041>

(イメージ写真提供:123RF)

増谷 栄一

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