米ヴァージンが宇宙船試験飛行、商業サービス6月開始に向け

米ヴァージンが宇宙船試験飛行、商業サービス6月開始に向け

  • ロイター
  • 更新日:2023/05/26

[ワシントン 25日 ロイター] - 英ヴァージングループ創業者で富豪のリチャード・ブランソン氏が設立した米宇宙旅行会社のヴァージンギャラクティックが25日、開発している宇宙船の試験飛行を約2年ぶりに行い、商業宇宙旅行の開始に前進した。

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英ヴァージングループ創業者で富豪のリチャード・ブランソン氏が設立した米宇宙旅行会社のヴァージンギャラクティックが25日、開発している宇宙船の試験飛行を約2年ぶりに行い、商業宇宙旅行の開始に前進した。ニューメキシコ州で2021年7月撮影(2023年 ロイター/JOE SKIPPER)

ニューメキシコ州で行われた試験飛行では、乗員6人を乗せた宇宙船「VSSユニティー」が東部時間午後12時24分ごろに母船から切り離され、音速の約3倍の速度で地球外大気と宇宙の境界を超える高度約87キロまで上昇した。

ヴァージンは飛行が成功したとツイッターに投稿。宇宙船は同12時37分ごろに滑空して地上に戻った。

同社は最初の商業サービスを6月下旬に予定しており、その後も毎月飛行を行う計画。2021年7月にブランソン氏らを乗せた試験飛行を成功させ、商業飛行を始めると期待されたが、その後米連邦航空局の安全性調査のために計画が延期されていた。

同社の宇宙飛行には約800人が予約しており、価格は25万─45万ドルだという。

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