高安、悲願初優勝へ3敗キープでトップ玉鷲に1差 春場所優勝決定戦で敗れた若隆景に雪辱

高安、悲願初優勝へ3敗キープでトップ玉鷲に1差 春場所優勝決定戦で敗れた若隆景に雪辱

  • スポーツ報知
  • 更新日:2022/09/23
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◆大相撲 ▽秋場所12日目(22日、東京・両国国技館)

西前頭4枚目・高安が因縁の対決を制して3敗を守り、優勝戦線に踏みとどまった。関脇・若隆景を引き落とし。今年3月の春場所の優勝決定戦で敗れた相手を破り、トップに1差と迫った。悲願の初賜杯をつかむべく、白星を積み上げる。東前頭3枚目・玉鷲は2敗目となったが、西同8枚目・北勝富士、東同10枚目・錦富士も敗れて3敗に後退し、単独トップは変わらず。平幕の翔猿を加えた4人が1差で追う展開となった。

高安が“大阪の悪夢”を払拭し、初賜杯に望みをつなげた。若隆景は今年春場所で優勝を争い、優勝決定戦の末に敗れた因縁の相手。「過去の対戦もありましたので、今日は集中してできました。前に出られましたね」。3敗同士の対戦となった立ち合いでは、半年前と同じくかち上げを選択した。そのまま体当たりで押し込むと、激しい突っ張りで攻めた。のど輪から最後は冷静に引き落とした。

12日目を終えて9個目の白星を積み上げた。単独先頭の玉鷲が2敗に後退したため、1差に迫った。一人横綱の照ノ富士が途中休場するなど上位陣が不振の中、元大関が気を吐いた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「1差? 本人は考えすぎてしまうね。守りに入らないこと。気持ち的に思い切っていくことでしょうね」と終盤戦の好勝負を待ち望んだ。

優勝争いは何度も経験した実力者だが、これまで賜杯は一度も手にしていない。初日から10連勝した17年春場所も11日目から3連敗でブレーキ、昨年春は10日目に後続2差をつけながら終盤戦に4敗してV逸。「切羽詰まるよりも、落ち着いて相撲を取るように心掛けています」と自らに言い聞かせるように言った。過去の苦い経験は、高安にとっては財産。32歳となった今、平常心で土俵に上がる。最近は「なるようになりますから」が口癖だ。

高安が初優勝すれば、初土俵から104場所目は史上2位、新入幕から67場所目も3位のスロー記録となる。今場所は2敗でトップの玉鷲との対戦がまだなく、直接対決が待たれる。「集中するだけですね。(今後は)おそらく玉鷲関とも当たると思うので精いっぱいやりたいです」。無冠の元大関が今場所こそ夢をつかむ。(竹内 夏紀)

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