「外国籍も含む」とする文言削除の自治基本条例一部改正案 委員会で質疑【熊本】

「外国籍も含む」とする文言削除の自治基本条例一部改正案 委員会で質疑【熊本】

  • TKUテレビ熊本
  • 更新日:2023/09/19
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テレビ熊本

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熊本市議会。『自治基本条例』をめぐる議論です。市が「外国籍も含む」とする文言を削除して提出した一部改正案について、19日の委員会で質疑が行われました。

熊本市の自治基本条例をめぐっては去年12月、市民の定義に『外国籍も含む』と加えた改正素案への意見公募に対し「外国人による参政権を認めたことにならないか」など誤解も含めた反対意見が市内外から殺到。大西市長は『外国籍』についての文言を削除した一部改正案を今の議会に提出しています。

【きょうの教育市民委員会 村上博委員(市民連合)】

「外国籍の人を市民とすることを削除したことについては、外部からの声に屈したことにはならないか?」

【熊本市・地域政策課長】

「自治基本条例の趣旨からして市民が不安に思う表現になってはいけないと思っている。地域活動がしづらくなることがないように削除した」

【松川善範委員(熊本自民)】

「外国人は市民に含まれないという誤解をもたれる懸念が出てくる。ていねいに説明して理解を求める必要がある」

【熊本市・地域政策課長】

「そもそもの条文の意味合いとして外国の方も(市民に)含むとなっていた。今回削除することで外国人が市民ではないと思われてしまっては、残念結果になるので、機会をとらえ、外国人も市民であるという周知をしたい」

市執行部は丁寧な説明、周知・広報に努めるとしました。

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