市川実和子、スズ子(趣里)のよき相談相手 羽鳥麻里役「人間味、熱量ある現場の雰囲気伝われば」 NHK朝ドラ「ブギウギ」

市川実和子、スズ子(趣里)のよき相談相手 羽鳥麻里役「人間味、熱量ある現場の雰囲気伝われば」 NHK朝ドラ「ブギウギ」

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  • 更新日:2023/11/21
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「ブギウギ」羽鳥麻里役の市川実和子©NHK

趣里がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」(月~土曜前8・0)。梅丸楽劇団(UGD)の舞台に上がるため上京した福来スズ子(趣里)の才能にほれ込み、鍛え上げて一流の歌手に成長させる作曲家、羽鳥善一(草彅剛)の妻、麻里役を演じる市川実和子(47)が、同局のオフィシャルインタビューに応じた。

市川演じる羽鳥麻里は、音楽のことはよくわからないが、竹を割ったような性格で善一を支えている。そしてスズ子の良き相談相手となる。

--「ブギウギ」出演が決まったときの気持ちは

「ラジオで笠置シヅ子さんの『買物ブギー』を知って『こんなにおもしろい曲があったんだ』とずっと聴いていた時期があり、その日の朝も聴いていたら『ブギウギ』出演のお話がきてびっくりしました。不思議なご縁ですごくうれしかったです。服部良一先生の本や、当時の本を読んだりしながら、準備期間も楽しみました。実在された方をモデルとする役の妻を演じる上で、失礼のないようにいつもより背筋が伸びる思いです」

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「ブギウギ」の場面から。羽鳥麻里(市川実和子、左)はスズ子(趣里)のよき相談相手だ©NHK

--脚本や自身の役柄についての印象、演じていて印象的だったシーンは

「最初に台本を読んだときに、羽鳥家がとてもまぶしく感じ、幸せな家族で憧れます。おもしろい夫婦ですよね。善一さん(草彅剛)はひょうひょうとしていて、麻里も自由で感性が柔らかい。夫はいわゆる『芸術家』だし、その周りも変わった人たちばかりだけれど、それを受け入れられる麻里も、あまり型にはまった考え方はしない人なのかなと思っています。私自身も割と麻里と感覚が近い気がするので、あの状況を受け入れられるのかもしれません。芸術家の夫と向き合う普通の人としての葛藤もあると思うので、その心の揺れなどは丁寧に演じていけたらいいなと思っています」

--収録に参加して、共演者の印象、現場の雰囲気は

「久しぶりの映像作品で、着物でお芝居するのもほぼ初めてでした。時代に合わせた言葉づかいや所作もあって、撮影初日はとても緊張しましたが、草彅さんが『最高だよ俺たち! 今日会った仲とは思えない!』と盛り上げてくださいました。人間味があって熱量がある、この現場の空気が伝わればいいなと思っています。また、息子のカツオを演じる高田幸季くんは(「カムカムエヴリバディ」など)朝ドラ常連ということで、私の緊張をほぐしてもらっています。私が緊張していると『カードやろう』と遊んでくれたり、算数を教えてくれたり(笑)。

そして、ヒロインの趣里ちゃんはとてもかわいくて、私はもうただのファンです。10年ほど前に舞台で見た趣里ちゃんがあまりにもすてきで、それ以来ファンなんです。モニターで趣里ちゃんのアップを見つめています(笑)」

--放送を楽しみにしている視聴者へのメッセージを

「東京に出てきたスズ子が頼って相談できる場所が、麻里のいる羽鳥家。スズ子にとっての癒やしの場所が、ごらんになる皆さんにとっても癒やしになればと思っています。『ブギウギ』の台本を読んでいると、暗い時代の中に差す光が感じられて、それがとてもすてきだと思いますので、視聴者の皆さんにも、この先も楽しみにしていただきたいです」

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