
中国・中東欧諸国博、外資系プロジェクト62件の契約締結
16日、第3回中国・中東欧諸国博覧会、国際消費財博覧会の中東欧展。(寧波=新華社記者/黄宗治)
【新華社杭州5月26日】中国浙江省寧波市で16~20日、第3回中国・中東欧諸国博覧会と国際消費財博覧会が開催された。国内外から1万5千人を超えるバイヤーが集まり、中東欧諸国の商品の買い付け合意額は100億元(1元=約20円)を超え、外資系プロジェクト62件の契約が締結された。中東欧諸国とのチャンスの共有への中国の誠意を十分に示す展示会となり、実務的な協力の成果を収めた。
今回出展された中東欧諸国の商品は5千種類に及び、前回から25%増えた。多くの欧州連合(EU)の地理的表示(GI)産品が初めて出展されたほか、複数のユーザーが同時に利用できるハンガリーの大型タッチパネル「マジックウォール」やスロバキアのスキー用品なども中国で初のお目見えとなった。1万5千人を超えるプロのバイヤーが集まり、出展業者は3千社を超え、うち中東欧諸国からの出展は407社、中東欧の商品105億3100万元分の買い付け合意が達成された。

中国・中東欧諸国博、外資系プロジェクト62件の契約締結
16日、第3回中国・中東欧諸国博覧会、国際消費財博覧会の中東欧商品通年展で、中東欧諸国特色商品館に入る来場者。(寧波=新華社記者/黄宗治)
博覧会は中東欧諸国の29の公的機関や商工会議所と恒常的な協力メカニズムを確立。今回は外資系プロジェクト62件の契約が締結され、投資総額は前回を17.7%上回る177億8千万ドル(1ドル=約139円)に上った。うち世界上位500社や業界トップ企業とのプロジェクトは17件で、ハイエンド設備製造やバイオ医薬、デジタル経済などの「高精尖(高度・精密・先端)」分野での協力合意が締結された。
人的・文化交流では、各種の対面の活動で20万人以上が交流。中国・中東欧諸国職業学校産業教育連盟が中国・中東欧諸国協力の枠組みに正式に組み込まれ、中国職業教育分野で初めて同枠組みに組み込まれた多国間協力プラットフォームとなっている。