新型コロナ クラスター発表で悩む『介護施設』“誤解”と“不安”

新型コロナ クラスター発表で悩む『介護施設』“誤解”と“不安”

  • TUYテレビユー山形
  • 更新日:2022/11/25

気になる話題を深く掘り下げる「ユウキノフカボリ」きょうのテーマこちらです。
―新型コロナ、介護施設の悩み―

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この悩み実は、クラスターの発表に関係してなんです。

毎日のようにクラスターの発表してますよね。
クラスターどれぐらい発表されてるのか。
今週月曜日から今日までですが介護施設で20件、医療機関で7件そして障がい者施設で3件ということでたくさん発表されていますよね。
なぜこれだけクラスターが発生するのか。
山形大学大学院医学系研究科の今田教授にお話を伺いました。
「介助や診療はお互いの距離が非常に近い。
利用者の体調を考えて換気がしにくいこともあって、感染者が多くなる傾向があるんじゃないか」
と分析されていました。
国は実はこんなふうに指定しています。
介護施設・医療機関・障がい者施設を感染拡大防止のため積極的疫学調査が必要な場所と定めているんですね。
ですから実は国がこの3か所についてはきちんと調査しなさいということを地域の保健所に命令してるんです。

疫学調査というのは、どう発生したのかルートとかも含めての調査になります。
保健所はそれを調査し、県に報告するんです。県に報告するのがこの3か所なので、県が発表するのもこの3か所になるということなんですよね。

ただ、この中でも非常に件数が多いという印象なのは介護施設ですよね。ですから介護施設の皆さんは、こんなふうなことで悩みを抱えているそうです。お話を伺ってきました。
県老人福祉施設協議会
峯田幸悦 会長
「介護施設があまりにもきちんと対応していなくて常に感染しているのではないか
これが就職や(利用者を)あずける人や働く人
不安が払しょくされないのではないかというのが一番心配」
県老人福祉施設協議会
峯田幸悦 会長
「老人ホームはけして油断している訳ではなく 徹底した管理をしているが
どうしてもこのような状況 毎日毎日が非常に大変な状況だと考える」

峯田会長によりますと介護施設は老人ホームと考えていただいて差し支えないですよということだったんですが、ただ、いろいろ形態がある。
例えば規模も違いますよね。
数人規模のところから100人規模のところもある。
預けるスタイルも、長い時間なのか、もう例えば住んでるようなスタイルなのか、いろんなスタイルがある。
そういうものを合わせると、県内には700程度の施設があるのではないかというふうな話をされていたんですよね。
これだけ数があると、やはり発表の件数も必然的に多くなっても仕方ないですよね。
しかもいろんなスタイルがあるということなんで、会長によりますと、
「そのスタイルは一様ではないので、介護施設とだけ言われても我々も困るし、非常に県民の皆さんも何するんじゃないか」とおっしゃっていたんですね。

となると、介護施設のイメージに関わるということで非常に不安を抱えているということです。
では、実際に介護施設の皆さんというのはどんな対策を立てているのか、新型コロナ対策についてもお話を聞きました。
県老人福祉施設協議会
峯田幸悦 会長
「利用者には抗原検査をしてサービスを提供している
職員は心配な時には抗原検査で点検もするが 不安な人には休んでと言っている
手指消毒や色々な機材は買うなど 意識は相当みなさんしていると思う」

当たり前のことを当たり前にするしかないんですけれども、
それでも本当に気を使いながらやってらっしゃるというお話でしたね。

そして一つ見ていただきたいのはこちらです。
クラスターの発生した施設に私、実際にお話を聞きました。
山形市の老人福祉施設なんですが、今年クラスターが発生したときの経費や喪失、なんと1回のクラスターで、ちょっと規模が大きな施設なんで2400万円です。
これはすごい数字だと思いませんか?

例えば防護服を買ったり、消毒用の消毒液薬剤関係、そういったものを揃えたり、あるいは空床補償であったり、従業員の方に休んでっていうふうに言ったときに従業員の方には当然給与の補償をしなきゃいけない。
そういうことを合わせると、なんと2400万円かかったということなんですね。
もうこういったことというのを考えると、本当に皆さん頑張っていてもやっぱり発生する場合もあるし、発生したらこういったリスクを抱えて営業してらっしゃるっていうのは非常に大きいことだなというふうに思いましたね。
そういったこともあって、周囲の方に不安を与えたくない、さらに介護施設誤解を受けたくないということで
「発表の仕方を何とか変えてください」と、今月の17日に県老人福祉施設協議会、峯田会長が県に要望書を提出しました。

私こういうことがあったので、実はきょうのフカボリでやろうと思ったんですが、実はきのう県に問い合わせたからでしょうかね。
きょうから県の発表方法が変わりました。
きょうから「感染拡大防止のため施設を限定している」という旨の文書を付加した上で、誤解のないようにという表現を加えて発表することになりました。
これをやるだけでだいぶ違いますよね。

我々はこういった状況の中で一人一人、これからどんなことに気をつけるべきなのか、次ご覧いただきます。
今田教授に改めてお話を聞きました。この5つを気をつけていきましょう。本当に1人1人がこれを気をつけるだけで、だいぶ施設の皆さん含めて社会的にもですね迷惑をかけずに感染拡大を防止できますよということです。
皆さん気をつけていきましょう。

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