バイデン大統領、トランプ政権時のTiktokおよびWeChat締め出し大統領令を解除

バイデン大統領、トランプ政権時のTiktokおよびWeChat締め出し大統領令を解除

  • Engadget
  • 更新日:2021/06/10
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Budrul Chukrut/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

バイデン米大統領が、トランプ前大統領が発令したTikTokおよびWeChatをダウンロード禁止にするための大統領令を解除しました。

この命令は裁判所の判断によって差し止められていたため、実質的には何も変わりませんが、バイデン大統領はトランプ氏が発した大統領令そのものを解除しています。

ただし一方でバイデン氏は、これらのアプリだけでなく、リスクをもたらす可能性のある中国など敵対関係にある国とつながりのあるアプリを広範に調査するよう商務長官に指示しました。

この審査では「敵対国にユーザー情報へのアクセスを提供する恐れがある」かどうか、その証拠を収集し「米国の安全保障、インフラ、デジタル経済に大きなリスクをもたらす」ことがないかを評価します。

ホワイトハウスは「中国を含む特定の国が、デジタル技術によって許容できないほどの国家安全保障上のリスクをもたらしたり、米国人のデータを取得および利用しようとしており、同時に権威主義的な支配や利益を助長している」と述べています。

TikTokやWeChatはバイデン政権における新しい決定についてコメントはしていません。

実際のところこれらのアプリが、本当に中国にユーザー端末からのデータ送信などを行なっているという、決定的な証拠は見つかっていません。トロント大学のインターネット監視団体Citizen Labは、TikTokが悪質な行為をしているとの証拠はないとし、そのアプリのデータ収集量はFacebookよりも少ないとする報告書を発表しています。

またCitizen LabはTikTokアプリの試験において、中国国内にあるサーバーに何らかのデータを直接送信するような動作は認められなかったと報告しています。ただし、別の国を経由して最終的に中国に送信される可能性も否定はできないとして、引き続き警戒する必要があるとしました。

トランプ氏が大統領の座を明け渡す前には、イタチの最後っ屁のように大統領令を発していましたが、バイデン氏の就任によってそのいくつかの足掻きは無力化されています。

Source:Wall Street Journal

Munenori Taniguchi

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