川崎が先発5人入れ替えで、ポジティブなドロー! 鬼木監督は「いろいろな意味で競争を促して」と意図を明かす...試合前に中盤の組み合わせを複数試していた

川崎が先発5人入れ替えで、ポジティブなドロー! 鬼木監督は「いろいろな意味で競争を促して」と意図を明かす...試合前に中盤の組み合わせを複数試していた

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  • 更新日:2023/03/20
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セレッソ大阪戦で先発した川崎フロンターレのFW山田新 撮影:中地拓也

3月18日、川崎フロンターレセレッソ大阪を迎えて対戦。しかし、ホーム初勝利はまたもお預けとなった。

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昨季、4試合を戦って1度も勝てなかった相手を等々力競技場に迎えた一戦は、強い雨に打たれながらキックオフのホイッスルを聞くこととなった。その時点でピッチに立っていた選手は、前節から5人を入れ替え。その内訳は、DFが2人、MFが2人、FWが1人というものだ。

結果はスコアレスドローで、2試合連続で得点が入らなかったが、それでも、ここ数試合に比べるとボールを持つ時間やその内容は、かなり改善された。負傷者が相次ぐ苦しいチーム状況だが、5人の入れ替えの意図を鬼木達監督は「今週はいろいろな意味で競争を促して」と説明し、コンディション面などが理由ではないことを明かした。

実際、この試合に向けた練習の中で、指揮官はさまざまな形を模索していた。4-3-3をベースとしながらも、その組み合わせや形を複数パターン試行錯誤。チャナティップジョアン・シミッチもその中で時間を与えられていた選手だった。

指揮官は要因として、「サブの選手が良いパフォーマンスを出していた」ことも挙げたが、さらに、「CBがどうしても急造で、毎試合替わっている」ことも口にした。

■最終ラインの2人

その“急造最終ライン”で、うれしい誤算もあった。復帰したばかりの田邉秀斗が好プレーを披露。縦パスを次々と通したほか、積極的に攻撃や組み立てに絡んでみせたのだ。指揮官も、「非常に良かった」と話しており、離脱者が特に相次いでいるCBに、心強い選手が加わることとなった。

また、長期離脱していたDF登里享平がフル出場。沖縄キャンプで得点を決めただけでなく、ビルドアップで“司令塔”としての役割を果たしていた左SBがチームに戻ってきたことは、このうえなく大きい。実際、登里が入ることで今までとは違った流れも見られるようになっていた。

試合終盤に不運な形で得点が認められない場面もあったが、チームとしては着実に前進していた。今後、負傷者がさらに戻ってくる予定で、さらに、現在のメンバーで代表ウイーク中にさらに積み重ねをすることもできる。今回の日本代表に一人も選出されなかったことをあえてプラスに捉えて、この期間を反転攻勢に向けて有効に使ってみせる。

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