ツアー初Vへ 35歳安本がベストスコア66で首位浮上/国内男子

ツアー初Vへ 35歳安本がベストスコア66で首位浮上/国内男子

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  • 更新日:2022/08/05
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ティーショットを放つ安本大祐=静岡県三島市のグランフィールズカントリークラブ(撮影・戸加里真司)

日本プロ選手権第2日(5日、静岡・グランフィールズCC=7219ヤード、パー71)サスペンデッドとなった第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、23位から出たツアー未勝利の安本大祐(35)=テラモト=が1イーグル、5バーディー、2ボギーの66と伸ばし、通算7アンダーで首位に立った。他に出水田大二郎(29)=TOSS、堀川未来夢(29)=Wave Energy、嘉数光倫(32)=エナジック=が首位に並んだ。2019年大会覇者の石川遼(30)=CASIO=は通算3アンダーで13位に後退した。

スリムな体で目いっぱい、振り抜いた。安本が後半のアウトで自己最少29の猛チャージ。この日ベストスコアの66で締め、首位に躍り出た。

「(29は)練習でも出したことがない。最後(9番)の2打目でダフったけれど、17メートルのバーディーパットが入った。うれしいですね」

2ボギーで前半を折り返すと流れが一変。1番(パー5)で残り202ヤードの2打目を6番アイアンでピン右手前5メートルにつけイーグルを奪い、その後も5バーディー。最終9番(パー4)の長いバーディーパットは「入るとも寄るとも思っていなかった」。想定外のカップインに笑みが止まらなかった。

日本ゴルフツアー機構の公式サイトには175センチ、55キロとプロフィルが紹介されているが、実際は50キロだという。腸が弱く、食べることにストレスを感じ、「皆さんの欲望と違う世界ですよ」と話す。それでも、ドライバーショットの今季平均飛距離は290・25(28位)とパワフルだ。

プロ15年目の35歳。ツアー未勝利で、今季も出場8試合のうち5試合で予選落ちと苦しんでいる。開幕3日前、コロナ禍で外食を控えていた安本が、救いを求めて会食を頼んだ相手がいる。東北福祉大の1学年上でツアー通算21勝の池田勇太(フリー)だ。酸いも甘いも知る先輩の助言はシンプルだった。「もっと楽しんでプレーして。うまくいかなくても、下を向かないように」。その言葉が、心に刺さった。

約1カ月半ぶりの再開となったツアー。国内メジャーの舞台でたたき出した29は、肝に銘じた言葉のおかげだ。「苦しい時間もくると思うし、それを耐えれば思いがけないラッキーも来ると思う」。初の頂点まで力を振り絞る。(阿部慎)

■安本 大祐(やすもと・だいすけ) 1987(昭和62)年1月20日生まれ、35歳。北海道・札幌市出身。10歳でゴルフを始める。北海道尚志学園高(現北海道科学大高)を経て東北福祉大卒。2007、08年に「北海道アマ」を連覇。08年にプロ転向。21年に国内男子下部「ABEMAツアー」で初優勝。昨季はレギュラーツアー賞金ランク71位(約1100万円)。得意クラブはドライバー。175センチ、50キロ。

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