芦田愛菜『星の子』涙の演技が話題 6年ぶり実写映画主演で大人の女優へ

芦田愛菜『星の子』涙の演技が話題 6年ぶり実写映画主演で大人の女優へ

  • シネマトゥデイ
  • 更新日:2020/10/17
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『星の子』より芦田愛菜

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」への出演も発表され話題沸騰の芦田愛菜。公開中の主演映画『星の子』では子役から大人の女優へと成長した芦田の演技に高評価が寄せられている。とりわけ、目を引くのはシチュエーションによって全く異なるニュアンスを見せる涙の演技だ。

本作は、「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した今村夏子の同名小説を、『タロウのバカ』『MOTHER マザー』などの大森立嗣監督が映画化。宗教に心酔する両親(永瀬正敏原田知世)のもとで育った中学3年生のちひろ(芦田)の受難、きらめきを映し出す。「怪しげな水を信じる両親」だが、彼らを肯定も否定もしていないところが作品の肝。すべては病弱だったちひろを救いたい一心であり、娘に惜しみない愛情を注ぐ両親として描かれている。

しかし、そんな家族を取り巻く世間の目は厳しい。ちひろは新しく赴任してきた数学教師の南先生(岡田将生)に一目ぼれするが、その恋にも両親の存在が影を落とすことになる。

芦田と言えば、2013年公開のギレルモ・デル・トロ監督によるSFアクション『パシフィック・リム』で、菊地凛子演じるヒロインの幼少期に抜擢。泣きながら、迫りくる怪獣から逃げ惑う迫真の演技が、多くの人々の心に焼き付いた。芦田にとって6年ぶりの実写映画主演となった『星の子』でもしばしば涙を見せるシーンがあり、中でも注目を浴びているのが、ちひろがあこがれの南先生に車で送ってもらうシーン。夢心地のひとときを過ごすちひろだが、自宅近くの公園で“儀式”を行う男女を目撃した南先生は、それがちひろの両親と知らずに「完全に狂っている」と呆然。たちまち表情を曇らせ、涙ぐむちひろの姿はあまりにも痛ましく、芦田は「ちひろとして一番悲しくて辛かったシーン」と振り返っている。

芦田いわく、ちひろは「クラスのリーダー的存在でもなく、かといって目立たない子でもなくて、なべちゃんや新村くんといるときは本当の気持ちを言える、ありのままのちひろでいられる、そういうキャラクター」。普段よりもゆっくり喋ることを心掛けたという。

大森監督はこれまで真木よう子黒木華樹木希林長澤まさみなどそうそうたる顔ぶれの女優を演出してきているが、芦田は「的確な読解力と、引き出しの多さ、表現力、コミュニケーション能力、どれをとっても素晴らしかったです」と言わしめている。(編集部・石井百合子)

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