
イーロン・マスク氏=AP
米電気自動車(EV)大手テスラの最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は13日、短文投稿サイト「ツイッター」の買収手続きを一時保留すると明らかにした。ツイッターの偽のアカウントの比率を精査するためとしており、買収自体は取りやめない姿勢を示している。
ツイッターは2日に出した当局への報告書で、偽のアカウントなどは5%未満と推測されると説明していた。マスク氏はこの件を報じたロイター通信の記事を引用し、自身のツイッターに「実際に5%未満なのか詳細を確認するまで、買収手続きを一時保留する」と投稿した。これを受け、ツイッターの株価は時間外取引で急落した。
だが、その後マスク氏が「買収は約束する」と投稿したことで、株価はやや持ち直した。
マスク氏は4月、ツイッターに買収を提案。ツイッター側は一時反対したが、約440億ドル(約5・7兆円)で買収提案を受け入れることで合意した。【ワシントン大久保渉】
毎日新聞