甲子園スター・清宮幸太郎、吉田輝星の伸び悩みの元凶は栗山監督「長期政権が弊害」の声も

甲子園スター・清宮幸太郎、吉田輝星の伸び悩みの元凶は栗山監督「長期政権が弊害」の声も

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  • 更新日:2021/04/07
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伸び悩む日ハムの清宮幸太郎(C)朝日新聞社

日本ハムが開幕から苦しい戦いが続いている。開幕3カードを終えて1勝5敗2分で最下位。昨オフにFA移籍したエース・有原航平の穴は大きく、試合では記録に現れないミスも目立つ。

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「プロ3年目の野村佑希はクリーンアップを打つなど成長著しいですが、他の若手が伸び悩んでいる。本来なら清宮幸太郎は1軍のレギュラーとして活躍していなければいけないのにオープン戦で結果が残せず、開幕からファーム暮らし。吉田輝星も4月2日のロッテ戦(札幌ドーム)に先発登板したが2回7失点KOと結果を残せなかった。日本ハムは育成能力に長けているのが大きな強みだったが、その良さが消えている。栗山監督は今年が

球団の連続最長在任期間を更新する10年目の長期政権ですが、チーム内に停滞した雰囲気が漂うのも気になります」。(北海道のテレビ局記者)

栗山監督が就任1年目の12年のメンバーを見ると、中田翔が不動の4番に座り、西川遥輝、近藤健介、中島卓也、杉谷拳士が試合に出ている。10年の月日が流れても依然として中田、西川、近藤が主力として活躍し、杉谷もバイプレーヤーとして稼働している。若手で中心になる選手がなかなか出てこないのだ。

特に気になるのは清宮だ。小学生のころから長距離砲として世界大会で活躍し、「和製ベイブ・ルース」と米国メディアに形容され、早実で史上最多の高校通算111本塁打をマーク。17年のドラフトではPL学園・福留孝介(中日)に並ぶ高校生最多タイの7球団が競合した。

だが、プロの世界では度重なる故障や好調が持続せず結果をなかなか出せない。育成方針にも疑問の声が。昨年は96試合出場で打率.196、7本塁打、22打点と不振の時期が長かったにもかかわらず、開幕からシーズン終盤までファームに降格することがなかった。

「代走で途中出場するなど首をかしげる起用法がありました。打席でも明らかに頭の整理がつかない様子で当てにいくような中途半端な打撃を繰り返していました。持ち味の思い切りの良さが魅力なのに…。1軍で出たり出なかったり中途半端に起用するなら、2軍でもう一度やり直した方が良かったと思います」(スポーツ紙遊軍記者)

清宮はなかなか殻を破れず、今年のオープン戦でも13試合出場で打率・167、0本塁打。プロ4年目で故障以外では初の開幕2軍スタートとなった。

一方、吉田輝星についても、「完成度は1軍レベルではない」の声が多い。金足農業で3年夏に準優勝に導いたエース右腕は18年ドラフト1位で入団したが、変化球の質はまだまだ低く制球も良いとは言えないため、カウントが苦しくなり甘くなった直球を痛打される。もっとも吉田についてはバッテリーを組む捕手の配球についても疑問の声が多い。2日のロッテ戦も宇佐見真吾が吉田の良さを引き出しているとは言い難かった。

レギュラーを脅かす若手の台頭がなく、軸となる正捕手が固定できずに投手の台所事情も苦しい。課題が山積みの状況で、ファンの心も離れている。コロナ禍で札幌ドームの観客収容人数の上限は20000人だが、吉田が登板した2日は9150人。他の試合でも空席が目立つ。

「栗山監督に対する日本ファムファンの風当たりが強いのは確かです。19、20年と5位に低迷したにもかかわらず、昨オフにフロントは続投を決断した。下馬評が苦しい時の日本ハムは強いと言われていますが、今年は戦力的にもかなり厳しい。栗山監督の采配にも疑問の声が多い。今年は進退をかけたシーズンになると思います」(同前)

逆境からはい上がり、北海道を熱く盛り上げられるだろうか。(牧忠則)

牧忠則

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