田中みな実が明かす、『最愛』の現場で感じた“戸惑い”「自分の芝居を見るのが怖いんです」【インタビュー】

田中みな実が明かす、『最愛』の現場で感じた“戸惑い”「自分の芝居を見るのが怖いんです」【インタビュー】

  • WEBザテレビジョン
  • 更新日:2021/11/25
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怪しげな表情を見せる田中みな実“しおり”  (C)TBS

吉高由里子が主演を務める金曜ドラマ「最愛」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) に田中みな実が出演している。田中は真田グループの闇を追うフリーライターという役どころだが、11月19日放送の第6話で康介(朝井大智)による暴行事件の被害者であることが判明し、SNSでも大きな反響が集まった。このたび、田中にインタビューを実施し、共演者の印象や、登場人物の中で気になるキャラクター、自身の芝居に対する思いなどについて語ってもらった。

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同作は、金曜ドラマ「アンナチュラル」(2018年)や「MIU404」(2020年)を生み出してきたプロデューサー・新井順子氏と演出・塚原あゆ子氏、そして2人とは金曜ドラマ「夜行観覧車」(2013年)、「リバース」(2017年、4作全てTBS系)でタッグを組んだ脚本家の奥寺佐渡子氏と清水友佳子氏が手掛ける完全オリジナルドラマ。

殺人事件の重要参考人となった実業家・梨央(吉高)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事・大輝(松下洸平)、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬(井浦新)の3人を中心に、15年前の失踪事件から現在の連続殺人事件へとつながる謎に迫るサスペンスラブストーリーだ。

田中は元大手新聞社の記者で、現在は真田グループの闇を追うフリーランスのノンフィクションライター・橘しおりを演じている。

「こんなことは初めてで戸惑っています」

――今回演じる橘しおりはどのようなキャラクターですか?

孤独なフリーのノンフィクションライターです。目的に向かって真っすぐで社会性を手放したような人。手段を選ばず、アウトロー。証拠を手に入れるためには、窓を割ってまで建物内に侵入するような危険な人物です。自分の命も惜しくないほどの覚悟で真田グループと梨央に迫ります。

――新井さんや塚原監督とは、どのようなことをお話されましたか?

衣装合わせのとき、お二人からは「田中みな実さんらしさを全面的に消してほしい」と言われました。後に、橘しおりという人物の過去、梨央に執着する理由を聞いて自分なりにすごく考えました。考えすぎて、役を固めすぎて、肩に力が入っていたことは自覚しています。

完全オリジナルの脚本で、先が読めない中で人物の心情を想像するのは容易ではありませんでした。しおりの出演シーンは本筋と離れたところで描かれることも多く、余白の部分をどう埋めればいいのか、ずいぶん頭を悩ませました。

撮影中、塚原さんが私の芝居を否定することはありませんでした。「そうです、そうです。いい感じです。方向性はそっちです。ただ、こうするともっとしおりの気持ちが伝わると思うんです」と寄り添いながら演出をするという感じで。具体的な指示というよりはヒントを与えてくれて、最終的には私に委ねるというやり方でした。

しかし、OKテイクが出ても「もっとこうできたんじゃないか…」と直後から後悔の連続で。その繰り返しです。完成した本編のデータを放送前にいただいても怖くて見られないことがほとんどで。自分の芝居を見るのが怖いんです。こんなことは初めてで戸惑っています。

塚原さん演出の回のDVDには、全体に向けたメッセージと、個人に宛てた手書きのメモが書かれていることがあって、それは、しおりを演じる上での大きなヒントになっています。

「唯一無二の存在感を放つ方だと感じます」

――吉高由里子さんと共演した感想を教えてください。

共演させていただき、誰もが吉高さんに惹かれる理由が分かりました。現場にいる一人一人とそれぞれにとっての心地よい距離感で軽快にコミュニケーションをとられていて、吉高さんがいると疲れ切ったスタッフまでもがみんな笑顔になるんです。

あっけらかーんとしているようで、実は現場を引っ張っているその様はカッコイイんです、本当に。私も、吉高さんと接するうちに気付いたらふわっと肩の力が抜けていました。今朝はね、吉高さんがあまりにもおかしくて「ひょうきん者ですね」と私が呟くと、「ぴったりの言葉を見つけたねぇ。ひょうきんでっすー(笑)」と変なポーズをしていました。陽気な人です(笑)。

でも、芝居になると、パチーンとスイッチが入って梨央の顔に。次々感情が湧きでてくるんです。いち視聴者としてすごく好きな俳優さんでしたが、お会いしてまた別の魅力にとりつかれました。

――及川光博さんの印象はいかがですか?

及川さんとはクランクインの日からご一緒させていただいていますが、現場に入られてから出るまで、ずっとミッチーというエンターテイナーでした(笑)。ひとたびお芝居に入ると、キラキラミッチーさんからスッとした表情の読めない後藤に豹変。唯一無二の存在感を放つ方だと感じます。

序盤は自分で作り込んできた芝居を必死に守ろうとしていましたが、共演者の方やスタッフの皆さんのおかげで、ようやく周りが見えてきました。できるだけ多くのものを吸収しようと必死でもがいています。

――登場人物の中で気になるキャラクターはいますか?

昔からドラマを見るのが好きで、「最愛」もいち視聴者として、自分が出ているシーン以外は楽しく拝見しています。特に加瀬さんの言動にはキュンキュンしっぱなし。ひとりで「きゃあ~」と色めき立っています(笑)。

現場では“加瀬キュン”“大キュン(宮崎大輝にキュン)”なんていうワードがあるそうですが、それでいうと私は“加瀬キュン”です。あくまでも役柄としてで、お二人とも大変魅力的な俳優さんです!

――最後に読者へメッセージをお願いします。

第7話ではしおりが、なぜこれほどまでに梨央と真田ウェルネスに執着するのか、彼女の過去も含め明かされます。しおりだけでなく、ほかの登場人物の思惑や意図も徐々に表面化されていきますので、ご注目ください。見終わった後、心地よい疲れが襲ってくるほど、物語は急展開していきます。最後までご覧ください。

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