レッスン理解度が落ちて上達の妨げになる!? 教える人と教わる人の“ゴルフ知識のギャップ”とは?

レッスン理解度が落ちて上達の妨げになる!? 教える人と教わる人の“ゴルフ知識のギャップ”とは?

  • e!Golf
  • 更新日:2022/06/23

最近ゴルフを始めた人はツアーなんて観ていない

6月中旬にラウンドレッスンを受けてきたのですが、ゴルフを教える人とゴルフを教わる人の間に大きなギャップがあるという気づきを得たので、そのことについて記してみます。

筆者が参加したラウンドレッスンは、午前中にゴルフ場の練習場でアプローチレッスン、バンカーレッスン、ショットレッスンを行ない、午後にパッティングレッスンと9ホールのラウンドレッスンを行なうという流れでした。

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プロが話す何気ない会話も、ゴルフを全く知らないビギナーは戸惑ってしまう場合がある 写真:Getty Images

参加者は8人で、男女比は男性6人、女性2人。年齢比は実年齢が分からないのではっきりしたことが言えないのですが、筆者(47歳)と同世代が1人、年下が1人、年上が5人だと思います。

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この人数に対してレッスンのスタッフは30代の男性2人。1人はPGA(日本プロゴルフ協会)のティーチング資格を持っており、もう1人は研修中のスタッフとのことでした。

その研修中のスタッフが自己紹介をしたときの参加者のリアクションがとても印象的でした。

「私は男子ツアーで活躍している大槻智春選手と同学年で、学生時代に全国大会に出たこともあります」と口にしたのですが、筆者以外の全員が「大槻智春って誰?」という顔をしたのです。

筆者はゴルフの原稿を書く仕事をしていますから、大槻選手の存在はもちろん知っていますが、最近ゴルフを始めてラウンドレッスンに初参加した人が大槻選手のことを知っている可能性は限りなく低いです。

彼にとっては同世代のエース格なのでしょうが、今後は自己紹介の文言を考え直したほうがいいと感じました。

生徒はうまくなりたいのであって、詳しくなりたいわけではない!?

その後、アプローチレッスン、バンカーレッスン、ショットレッスンと続いていくのですが、レッスンスタッフは参加者がどんなクラブを使っているかを順番にチェックしていました。

その理由はもしかしたら、クラブのライ角やシャフトの硬さが本人に合っているかどうかを確認する意味合いがあったのかもしれません。

筆者と一緒に参加したゴルフ歴1年の友人は「ミケルソンウェッジを使っているんですね」と声をかけられていました。でも、本人は「ミケルソンって誰?」という顔をしていました。友人はPGAツアーに興味がないのでフィル・ミケルソンを知りません。単純に見た目がカッコイイから、そのウェッジを選んだだけです。

昼食後にパッティンググリーンでパターのレッスンを行なったのですが、そのときにも面白い会話がありました。

4人1組で遠い人から順番に打っていく練習が終わった後に、「みなさん、動きはスムーズで素晴らしいですが、ここはQTの会場ではありませんから、もう少し和気あいあいとおしゃべりしながら練習しましょう」と声をかけました。

この発言に対して筆者だけが笑ったのですが、他の3人は「QTって何?」という顔をしました。QT(クォリファイングトーナメント)はツアーに出場する資格を獲得するための予選会ですが、そんな試合の存在も当然知りません。

今、ゴルフスクールでインドアレッスンやラウンドレッスンを担当しているスタッフは、ジュニア時代からゴルフを始め、ツアーを目指していたけどハードルが高かったので諦めて、教える仕事をしている人が多いです。

それ自体は悪いことではないのですが、大人になってからゴルフを始め、ゴルフスクールに通ったり、ラウンドレッスンに参加したりしている人はゴルフに対する見方がまったく違います。

参加者は別にプロゴルフのことについて詳しくなりたいわけではありません。アウトドアスポーツとしてのゴルフを楽しむために、それなりに上手に打てるようになって、そこそこのスコアで回れるようになりたいだけです。

レッスンというのはその人たちに対する接客業ですから、お客さんが興味のないことはあまり口にしなくてもいいのかなと感じました。

個人的にはQTのたとえはかなり面白かったのですが、他の3人には面白さがまったく伝わっていなかったので、総合的に見たら今イチなのでしょう。

保井友秀

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