わずか1分での同点弾に「ご褒美みたい」J1昇格争う福岡が貴重な勝ち点1

わずか1分での同点弾に「ご褒美みたい」J1昇格争う福岡が貴重な勝ち点1

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2020/11/21
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◆明治安田生命J2第35節 福岡1-1山形(21日、ベスト電器スタジアム)

ファーストプレーでチームを救った。1点を追う後半22分。途中出場の木戸がゴール前のこぼれ球に反応し、右足でゴールに押し込んだ。「負けている状況で結果を出して勢いをもたらしたかった。イメージ通りになった」。出場からわずか1分、狙い通りの同点弾で福岡にとって貴重すぎる勝ち点1をもたらした。

劣勢の展開でピッチに送り込まれた木戸はゴールの後も中盤の左サイドからの動きで好機に何度も絡んだ。前節の山口戦でも0-0の状況で後半23分に途中出場。攻撃を活性化させて6分後に同じく途中出場した増山の決勝点につなげた。

「前節もそうだけど、こっちに向かない流れを変えることは意識している」。試合の終盤は前線に上がり、勝ち越し点を狙った。「前節のような流れを持ってくる活躍が期待できた。攻撃で違いを出せる選手」。起用が的中した長谷部監督も頼もしくなった25歳のFWに賛辞を贈った。

東福岡高時代はセンターFW。絶対的なストライカーだった。福岡では状況に応じてサイドバックもこなすなど万能性も武器の一つだが、「シーズンを通してゴールの欲を失ったことはない」と言い切る。得点は9月5日の山口戦以来の今季2点目。「どんな出番でもチームに貢献することを意識したい。その思いの積み重ねが“ご褒美”みたいにこぼれてきた」。ゴールへの渇望を失わなかった点取り屋は一瞬の隙を見逃さなかった。

今季は先制した試合で21勝2分け1敗という強さを誇る一方、先制点を許すと3分け7敗と勝ち星がない。この試合でも白星はならなかったが、劣勢の試合を押し返した価値は大きい。

首位徳島が敗れたことで勝ち点1の価値はさらに高まった。徳島との勝ち点差は2に縮まり、3位長崎との差は3。次節にも首位浮上のチャンスがある一方、得失点差で昇格圏からの転落する可能性もある。東福岡高から明大を経て福岡に入って3年目。「違い」を生み出す伸び盛りのストライカーが激戦を抜け出すための大事なピースになる。 (松田達也)

西日本スポーツ

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