まるで現代版“姥捨て山”? 倍賞千恵子「PLAN 75」新場面写真

まるで現代版“姥捨て山”? 倍賞千恵子「PLAN 75」新場面写真

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  • 更新日:2022/05/14
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楽しく毎日を過ごすミチだったが… (C)2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee

75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品される「PLAN 75」の場面写真が披露された。倍賞千恵子が主演を務め、75歳から自ら生死を選択できる制度に翻弄される人々を描く。

本作は、是枝裕和監督が初めて総合監修を務めたオムニバス映画「十年 Ten Years Japan」の一篇「PLAN75」を新たに構築、キャストを一新。早川千絵監督がオリジナル脚本で挑む、自身初の長編映画となる。主人公・角谷ミチを倍賞が演じるほか、磯村勇斗河合優実らが共演する。

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78歳のミチ(倍賞)は、ホテルの客室清掃の仕事で生計を立てながら慎ましく暮らしていた。自ら生死を選択できる“プラン75”の施行により、高齢者が自ら死を選ぶ事が当たり前になりつつある社会で、身寄りがないミチや子どもと絶縁状態にある同僚の稲子(大方斐紗子)にとっては、仲間との集まりがかけがえのない大切な時間だった。

しかし、彼女たちの生活にも“プラン75”の影が忍び寄り、ある日、ミチは高齢を理由に同僚たちと一緒にホテルを解雇される。頼る先がないミチは必死に新しい仕事を探すが、高齢を理由に断られてばかり。ついに住む場所をも失いそうになり追い込まれた彼女は“プラン75”の申請を検討し始める。

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今村昌平監督が、因習により山に捨てられる老女とその息子の心の葛藤を描いた「楢山節考」(83)でカンヌ国際映画祭の最高賞・パルムドールを受賞してから約40年。カンヌ国際映画祭に選出された本作も、海外のバイヤーから「姥捨て山」のようだと反応が集まっている。

新たに披露された場面写真では、楽しそうにスーパーで総菜を選ぶミチと稲子や、休日に公民館を訪れるミチと同僚たち、カラオケに興じるミチと後ろで指を鳴らす稲子をとらえている。“プラン75”が高齢者の未来に影を落とす中でも、楽しそうに日々を過ごすミチたちの姿は生きる希望に満ちているように見えるが、彼女たちが行き着く先とは。

PLAN 75」は6月17日から東京・新宿ピカデリーほか全国公開。

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