中咽頭がんから復帰したお笑いコンビ「ペナルティ」のワッキー(48)が22日、ABEMA「AbemaPrime」(月曜後9・00)に出演し、闘病生活やそれを支えたものについて語った。

お笑いコンビ「ペナルティ」のワッキー
治療は退院後が一番つらかったと話したワッキー。「普通の病気と違うのは、治って退院するのではなく、病院ではこれ以上治療することがない、という状態で退院する。ここからの闘病生活の方がキツかった。気がおかしくなるくらい喉が痛かった」と話した。痛みは徐々になくなっていくのが通常のようだが、ワッキーの場合は「薬との相性が悪い」と担当医に説明されたという。
入院していた際、コロナ禍で外部との接触が一切できなかった時は「つらくもあったけど、がん専門の病院内には僕よりもっとつらい人がいた」。自身は高校時代サッカーをしていたが、病院にもサッカーをやっている高校生が闘病しているのを知ると「僕よりつらそうにしていた。それを見たら俺なんてもっと頑張らなきゃと思った。それが支えになった」と話した。
妻にはがん発覚から1カ月ほどしてから説明したが動揺はしなかったという。「凄いんですよ、うちの嫁。僕が“がんだ”と言っても微動だにしない。“そうなんだ”くらいしか言わないかった」と話し、それがワッキーにとっては救いだったとした。
「入院中もネタは考えていたけど、つらい時に思い浮かんだものは全然面白くない」と笑わせたが、今後については「笑いをめちゃくちゃやりたい。今一番は舞台に立ちたい。相方とコンビでネタをやりたい。生のお客さんの前で大爆笑をとりたい」と笑顔を見せた。