日本ハム五十幡「陸上用に近い」相棒の秘密明かす

日本ハム五十幡「陸上用に近い」相棒の秘密明かす

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/01/14
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つま先側に金具を多く設置し、ハイカットモデルの日本ハム五十幡のスパイク(撮影・黒川智章)

“サニブラウンに勝った男”こと日本ハムのドラフト2位五十幡亮汰外野手(22=中大)が14日、ロケットスタートを支える相棒の秘密を明かした。愛用のスパイクは超軽量で、陸上競技用に近い歯の並びを採用。中学3年時に、陸上男子100メートル日本記録保持者サニブラウン・ハキーム(21)を抑えて全国を制した武器を、際立たせている。現在、雨天用も作成中。快足シューズで、球界のスピードスターを目指す。

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そのスピードは、やはり突出している。快足自慢のドラフト2位五十幡の秘密は、足元にある。愛用するミズノ社のスパイクは8本歯だ。

五十幡 ミズノさんに、陸上に近いスパイクの方が足の回転がしやすいということで作ってもらいました。より軽量なものにこだわっています。(地面を)蹴りやすく、走りやすい。

同社担当者が「企業秘密」と詳細を伏せるほど超軽量の特注スパイク。とにかく足が動くように作られており、クッション性も抜群なのだとか。「他の選手に渡すと『やっぱり全然(重さが)違う』と、びっくりされます」と、オーナーの五十幡も絶大の信頼を寄せる一品に仕上がっている。

通常の野球用スパイクはつま先側が5本歯のところ、五十幡のものは6本歯。逆にかかと側は1本少ない2本歯になっている。同社担当者は「走りに特化したスパイクで、普通のものより前重心になるよう作っている」。前への推進力が、持ち味のロケットスタートを強力にサポートする。

きっかけは、大学時代。同社担当者から「道具にこだわっていかないと先はないぞ」と助言を受け、意識するようになった。「ローカットなら瞬発的な力が生まれるけど、シーズンを通して戦っていく中で疲労がたまりにくいように」と、ケガの予防を含めてハイカットを採用。雨天用のスパイクも作成中で、着々と準備を整える。

新人合同自主トレも第2クール2日目。第1クール最終日には、太ももの前側に疲労感が残ったというが「新人合同自主トレに向けて自分でも練習をしていたので、許容範囲」と、うなずく。「まずは、このスパイクでやっていこうと思う」。50メートルは手動計測で5秒6。背番号50の足元に、注目だ。【中島宙恵】

◆各種競技のスパイク 野球のスパイクはソールに金属製の歯を装着していたり、つま先を補強していたりするため、重さは軽量な皮革製であっても片足で300グラム前後が一般的。樹脂製だと400グラム以上になる。歯は前方部に5本、後方部に3本のタイプが多い。陸上短距離のスパイクは前方部だけにピンがあり、150グラムを切る軽量タイプもある。サッカーのスパイクは、耐久性やグリップ性能を高めるためにしっかりとした構造で、300グラム台のものが一般的だが、近年は200グラムを切る超軽量タイプも販売されている。

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